「どうする家康」最愛の瀬名を喪い、化けるか家康!?前半の振り返り&後半の期待ポイント

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「どうする家康」最愛の瀬名を喪い、化けるか家康!?前半の振り返り&後半の期待ポイント

NHK大河ドラマ「どうする家康」皆さんも楽しんでいますか?筆者は毎週心待ちに、それはもう画面にかじりつきながら見守る日々です。

さて、令和5年(2023年)も気づけば半分を過ぎ、早くも後半戦に突入しました。

「我らが神の君」徳川家康(演:松本潤)が最愛の瀬名(演:有村架純。築山殿)を喪う、失意の第25回放送「はるかに遠い夢」からスタートです。

今回は前半の振り返りと、後半に向けた期待ポイントを紹介。家康の生涯はあと37年残っていますから、きっと一気に駆け抜けることでしょう。

「どうする家康」前半を駆け足で振り返り

覚えてますか?元康の活躍を。月岡芳年「尾州大高兵粮入図」

第1回「どうする桶狭間」

⇒初回から桶狭間、斬新?な展開に不安と期待が入り交じります。

第2回「兎と狼」

⇒少年時代の回想多め。子役いたんですね。家康、覚醒したかと思いきや……。

第3回「三河平定戦」

⇒本多忠勝、まさかの討死!?なわけないでしょ。騙されません。

第4回「清須でどうする!」

⇒お市と家康、いい感じに。瀬名を見捨てて信長とつるむ。

第5回「瀬名奪還作戦」

⇒みんな大好き?忍者活劇。無茶ぶりが過ぎて部隊は壊滅。

第6回「続・瀬名奪還作戦」

⇒寄せ集め最高!リベンジ成功、瀬名と家康がめでたく再会。

第7回「わしの家」

⇒三河を一つの家に。本證寺クラブで妻とバッタリ、そなたのものはわしのもの。

第8回「三河一揆でどうする!」

⇒殿さんが盗人の真似ごと。そりゃ本多正信も愛想を尽かします。

第9回「守るべきもの」

⇒お寺を元の野ッ原にもどーす!家康、ワガママを反省しました。多分。

第10回「側室をどうする!」

⇒国を挙げた側室オーディション。採用された彼女はレズビアンでした。

第11回「信玄との密約」

⇒武田信玄と茶飲み話。お田鶴様が自ら城に火をかけ玉砕突撃。

第12回「氏真」

⇒今川氏真と一騎討ち。敗れた氏真は夫婦仲良く退場していきました。

第13回「家康、都へゆく」

⇒武田との対立が激化する前線を放置して、京都でコンフェイトを探します。

第14回「金ヶ崎でどうする!」

⇒オリキャラのマラソン回、浅井長政の裏切りを伝えて息絶えました。

第15回「姉川でどうする!」

⇒何やかんやで金ヶ崎を切り抜け、信長を裏切りかけて耳をかじられます。

第16回「信玄を怒らせるな」

⇒人質に出していた義弟・松平勝俊を奪還。武田軍のスパルタぶりに戦慄。

「殿、変な匂いがしませぬか?」「たわけ、これは焼き味噌じゃ」「左様にございましたか……そう言えば腹が減りました。分けていただけませぬか?」「あの、それはちょっと……」

第17回「三方ヶ原合戦」

⇒いよいよ信玄との対決。肝心の戦闘シーンは翌週にお預けです。

第18回「真・三方ヶ原合戦」

⇒酔いどれ&夏目回。殿は「きっと大丈夫」嵐にそんな曲がありましたね。

第19回「お手付きしてどうする!」

⇒家康が下女を妊娠させて瀬名が激怒。他にすることはないのですか。

第20回「岡崎クーデター」

⇒大岡弥四郎が謀叛の企み。五徳が瀬名の引き立て役に……。

第21回「長篠を救え!」

⇒鳥居強右衛門の激走!阿月の二番煎じじゃなくて、こっちが史実。

第22回「設楽原の戦い」

⇒鉄砲の圧倒的火力に震え上がった家康、ついに信長へ臣従する。

第23回「瀬名、覚醒」

⇒信長の犬として奮闘する信康が精神崩壊、瀬名が壮大な計画を実行。

第24回「築山へ集え!」

⇒瀬名が武田勝頼と内通、信康はじめみんなでユートピアを夢見る。

第25回「はるかに遠い夢」

⇒勝頼の裏切りで計画は雲散霧消。瀬名と信康がトカゲの尻尾切りに。

前半は瀬名を中心にストーリーが展開。家康はあくまでおまけ、ほとんど泣くか叫ぶかしか描かれていません。

(実際には頑張っているのでしょうが、そこはなかなか見せてもらえません。カッコいい松潤が観たいのに、もどかしいですね)

そんな弱虫・泣き虫・鼻たれの殿が、瀬名を喪ってどう化けるのか。大きく成長した(であろう)家康の活躍に期待しましょう!ね?

「どうする家康」略年表と後半の見どころ

奮戦する家康。貞信「日本略史図 徳川家康」

天文11年(1543年) 誕生

天文24年(1555年) 元服&瀬名と結婚

永禄2年(1559年) 信康(瀬名の子)誕生

永禄3年(1560年) 桶狭間の合戦

永禄6年(1563年) 三河一向一揆

永禄11年(1568年) お田鶴が討死

永禄12年(1569年) 今川氏真が降伏

元亀元年(1570年) 金ヶ崎の戦い・姉川の戦い

元亀3年(1572年) 三方ヶ原の戦い

天正元年(1573年) 武田信玄が病没

天正2年(1574年) 秀康(お万の子)誕生

天正3年(1575年) 大岡弥四郎事件・長篠の合戦

天正7年(1579年) 秀忠(於愛の子)誕生・築山殿事件

【前半ここまで】

火中に身を投ずる信長。楓川亀遊「本能寺夜軍」

天正10年(1582年) 武田滅亡・本能寺の変&神君伊賀越え

天正12年(1584年) 秀吉との対決(小牧・長久手の戦い)

天正14年(1586年) 秀吉に臣従する

天正18年(1590年) 秀吉が天下を統一・家康は関東に転封

文禄元年(1592年) 秀吉の朝鮮出兵(文禄の役)

慶長2年(1597年) 秀吉二度目の朝鮮出兵(慶長の役)

慶長3年(1598年) 五大老に就任。秀吉が病没する

慶長5年(1600年) 関ヶ原の合戦

慶長8年(1603年) 征夷大将軍となる

慶長10年(1605年) 征夷大将軍を秀忠に譲る

慶長19年(1614年) 豊臣秀頼と対決(大坂冬の陣)

慶長20年(1615年) 豊臣秀頼を滅ぼす(大坂夏の陣)

元和元年(1615年) 武家諸法度・禁中並公家諸法度を制定

元和2年(1616年) 死去

まだまだこれだけの歴史イベントが目白押し。果たしてどれがドラマで演じられるのか、はたまた「何やかんや」されてしまうのか、予想してみるのも楽しいですね!

「どうする家康」後半に向けて

天下人となった家康。今後の展開に乞うご期待!

当時の価値観を可能な限り再現しようと努めて来た従来の大河ドラマ。本来、時代劇とはそれを楽しむのが醍醐味でした。

そこからの脱却を図る「どうする家康」は、現代の流行感覚にもとづく戦国ファンタジーとして、新たな時代を切り拓いていくのでしょう。

愛する瀬名を喪った家康は、己の弱い心をかなぐり捨てて「闇堕ち」。彼女が願った安寧の世を実現するため、ひたすら忍従の展開が予想されます。

信長「化けたな……家康」

果たして松本潤がどのような化けぶりを魅せてくれるのか、楽しみになってきました!

※参考文献:

『NHK大河ドラマ・ガイド どうする家康 後編』NHK出版、2023年5月

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