「終戦の詔書」原本が特別展示。国立公文書館で特別展「大正時代 ― 公文書でたどる100年前の日本 ―」が開催中 (1/2ページ)

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「終戦の詔書」原本が特別展示。国立公文書館で特別展「大正時代 ― 公文書でたどる100年前の日本 ―」が開催中

東京・千代田の「国立公文書館」で、特別展「大正時代 ― 公文書でたどる100年前の日本 ―」が開催中です。

本展では、会期中に8月15日(終戦記念日)を迎えることから、会期中イベントとして、昭和20年8月15日の玉音放送でも知られている、「終戦の詔書」原本特別展示を実施しています。

「終戦の詔書」とは……昭和20年(1945)8月15日正午、戦争終結を国民に伝える玉音放送がラジオで放送されました。玉音放送では、戦争終結を国民に伝えるため、前日の8月14日に作成された「終戦の詔書」の内容を、昭和天皇が朗読した録音盤(玉音盤)が用いられました。

「終戦の詔書」の原本が展示されるのは平成29年以来6年ぶり、令和では初めての特別展示となります。

展示箇所と見どころ

1.修正が施された部分 展示期間:8月10日(木)~13日(日)
「終戦の詔書」は8月9日、ポツダム宣言の受諾が決定された後に文案の準備が始められたとされています。その文案をもとに、8月14日の閣議で詔書案の検討が行われました。閣議が長時間に及んだことから閣議と併行して浄書が進められていましたが、閣議で文案が修正・追加され、公布原本も修正する必要が生じました。しかし、全体を書き直す時間がなかったことから、展示箇所で見られるように、用紙を削り、あるいは括弧を用いて字句を書き足すという、通常では行うことがない対応がとられました。

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