それって「アルコール依存症」!? 具体的症状と治療法を現役医師が解説 (2/2ページ)

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この悪循環を繰り返すのが、アルコール依存症なのだ。

具体的症状は?

アルコール依存症の初期症状としては、飲酒量が増えることが有名。

そして少しずつ、お酒が手放せなくなってきて、不適切な飲酒をしてしまう。

最もアルコール依存症かどうかを見分けるポイントは、朝、目を覚ました時にアルコールを飲んでしまうかどうかだ。

また、お酒をやめたいと思っていてもやめられないことも、アルコール依存症に特徴的な症状。

アルコール依存症の治療法

アルコール依存症を治療するためには、まずは本人のアルコールをやめたいと思う気持ちが重要だ。

そして、基本的には数ヶ月にわたる入院治療となる。

治療目標は、完全にお酒を断つこと。

アルコール量を減らすだけだと、すぐに再発してしまう。

実際にアルコール依存症を継続して治せる方は、2〜3割程度しかいない印象がある。

アルコールを辞めるためには本人の強い意志が必要だが、医療機関や患者どうしでサポートをしていく。

早めに治療をした方が治療しやすいため、不安な方は早めに心療内科に相談しよう。

執筆者:あやたい

医療制度や医療職・医療現場が抱えるさまざまな問題について考える医師。

日々変わっていく医療現場から生の声や、日常に役立つ医療知識を発信したいという思いで執筆。

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