転職の理由は「現職場への不満」or「キャリアアップ」? 日本は他国と転職への意識が違うことがあきらかに! (3/3ページ)

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転職のプロが語る「これからの日本の転職はどう変わるか」
転職に憧れるけれど実行するのは躊躇するという日本人。これからの転職事情はどのように変化していくのでしょうか。

Indeed Japan株式会社 マーケティング本部 シニアディレクター、田尻祥一さんのコメントをご紹介します。
日本と他国で、転職経験や考え方に差がある理由


日本では「今ある不満を解消する」ための手段として転職が行われている傾向にあり、自らキャリア形成を意識し、希望する未来のための選択肢として転職をする人がまだ少ない状況です。

これには日本型雇用が大きく影響していると考えられます。

アメリカをはじめジョブ型雇用をベースに、自身で自律的にキャリアを描き、転職によって柔軟に自分に合った働き方や仕事を選択していく習慣が根付いている国と、長らく終身雇用の慣習が続いてきた日本とでは社会構造上の違いがあると言えます。(田尻さん)
転職に前向きな人も多く、転職は今後増えていくと思われる


しかし一方で、日本人が転職に期待することやイメージへの質問を見ると、「新しいことにチャレンジできる」、「スキルアップや経験を積むことができる」など、前向きな回答が上位を占めています。

現状の転職理由としては職場への不満が多い一方で、これからの転職に対する期待としては、自分の仕事や働き方の新たな選択肢やキャリアの可能性が広がると前向きに捉えている人も多いと考えられます。

人々の仕事に対する価値観やライフスタイルが多様化する中、今後、新たな仕事や働き方、人生を見つけるために転職を選択する人も増えてくるでしょう。(田尻さん)



会社のために働き、昇進を重ねて給料をアップし、退職金で老後を過ごす……そんな日本の終身雇用制も終わりを迎えつつあると言われています。

もし、「このスキルを伸ばしたい」「これをやってみたい」という仕事が見つかったら、転職という選択が将来のためになるかもしれませんね。



出典/参考:Indeed
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