フリーランスで働く人に求められる「重要な資質」とは? すぐにできる営業術 (3/3ページ)
例えばマライア・キャリーは、パーティーでソニー・ミュージックエンタテインメント(当時はCBSレコード)の社長にデモテープを渡したことがきっかけでデビューしましたが、これは彼女のルックスが彼に刺さったことも大きいでしょう(後に二人は結婚しています)。歌手として成功するにはルックスも大きな要因になるので、彼女のアピールも社長の選び方も間違っていません。
一方、デザイナーやライターなどは、パソコンに向かって黙々と作業し、その結果、出来上がった作品で判断される、いわば職人的資質が問われる職種。自分の作品を見てもらうことが一番大事です。
前述した初仕事をもらえたのも、真剣に取り組んだ養成学校での提出課題やパソコン通信での投稿を評価してもらえたからです。今こうしてマイナビウーマンの記事を執筆しているのも、別の媒体での連載に全力で向き合った結果だと思っています(記事を読んだ編集者さんが連絡をくださいました)。
自分には無い才能や能力がある人は世の中に山ほどいる。それでも、自分だからやれることがあるはず。そう信じて、目の前の仕事を手間を惜しまず全力でやること。それが自分に向いた一番の営業であり、次の仕事に繋がる一番の道だと私は信じています。
■「人が好きで、人とやりとりするのが好き」コミュ力が重要?
……と、職人的資質をメインに語ってきましたが、フリーランスとして続けていくには、もうひとつ重要な資質があると思います。
それは、人が好きで、人とやりとりするのが好きであること。
自動的に仕事が降ってくるわけではなく、継続的に仕事が来る保証もないからこそ、お互いに気持ち良く仕事できるかどうかが、ものすごく大事だからです。
ここに違和感がある人や、人と接するのが苦手と感じる人は、企業や団体に属して働く方が向いているかもしれません。
逆に言うと、ここをクリアしているなら、フリーランスでがんばってみてほしいです。
働き方に優劣なし。自分らしく楽しめそうな道を進んで行ってください!
令和のマネーハック82
フリーランスとして働くには営業力も必要。自分の職種に適したやり方を考えよう!
(文・ヨダエリ、イラスト・itabamoe)