無礼にも程がある!北条氏政・氏直父子と対面した神の君・徳川家康は…【どうする家康】 (2/5ページ)

Japaaan

「黄瀬川を越えていただき、三島でお会いしましょう(意訳)」

これを聞いた徳川家の筆頭家老・酒井忠次が反対しました。

「おやめなされ。黄瀬川を越えなどしたら、世の人々は『徳川が北条の軍門に降った』と思いますぞ」

現代的な感覚だと、そうなの?と不思議に思うものの、しかし「我らが神の君」は忠次を諭します。

「よいか。かつて武田信玄と上杉謙信はつまらぬ意地の張り合いで15年にも及ぶ抗争を繰り広げ、それがために天下を逃してしまったのだ。もし彼らが力を合わせていたら、信長様もわしらもとうに滅ぼされておっただろう……今は冷静に天下の状況を俯瞰して、どっちが上だの下だのとつまらぬこだわりを捨てて、北条殿と力を合わせるのじゃ」

「……御意」

さすが我らが神の君。しかし、そのような度量が北条方にはあるのでしょうか。思いっきりナメ倒されないか、忠次は心配でなりませんでした。

初っ端からナメ切った態度

「……やっぱり」

いざ会場に到着した忠次は、心の声が洩れてしまったかも知れません。

関東の雄・北条氏政(画像:Wikipedia)

それもそのはず。最上座には氏政が堂々と鎮座し、次席には一族の北条氏照(氏政の弟)がふんぞり返っているのですから。

普通こういう時は、ゲストに最上座を譲り、ホストは次席で迎えるものではないでしょうか。

「徳川殿、よう参られたな。

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