〈監修・河野俊一氏にきく〉「“大人が教えやすいドリル”ではなく、“子どもが学びやすいドリル”です」 (1/5ページ)

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特定非営利活動法人 Education in Ourselves 教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラムのプレスリリース画像
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特定非営利活動法人「Education in Ourselves 教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラム」は、「書く」大切さを意識しながら学び方を丁寧に教える学習ドリル4巻シリーズ(*1)を発行中。12月20日、第3巻「くりさがり・くりあがり」を発売しました。 第3巻の特徴は、くりさがりから始めること。計算に慣れてきたら、くりあがりへ進みます。いずれも2つの手順でマスターできるため、計算の省力化を実現。「発達障害」セミナー(*2)の参加者の要望に応え、学習が難しい子どもたち(幼児、小・中学生)を指導してきた教育機関・エルベテークの指導法(*3)に基づくノウハウ・工夫が満載です。監修者の河野俊一氏(エルベテーク代表)にドリルの特徴と活用ポイントをききました。



積み上げた力を活用できるから、計算の省力化が実現

Q 計算ドリルでは「くりさがり・くりあがり」の組み合わせや流れが一般的。しかし、このドリルではくりさがりから始めることを勧めています。その理由は?
A ひと言で言えば、くりさがりから始めるほうが子どもたちにとって楽に学べるからです。

Q どういうことでしょう?
A   ご存知のように、くりあがりにしろ、くりさがりにしろ、教科書では分解というやり方が当然のように用いられます。2つの数のうち大きい数を10にするために、小さい数を分解する。暗算ができる大人なら数の分解は容易ですが、計算を学び始めた子どもの多くにとってこの分解の理解に思いのほか時間がかかり、その結果、「計算は苦手」となってしまいがちなのです。保護者はもちろん、学校の先生方、学習教室で教える指導者、みなさんがここで頭を抱えます。
しかも、計算のたびに右・左のどちらが大きい数か小さい数かを判別して分解しなければならず、子どもにとってはひじょうにめんどくさいのです。

Q 大人が考えている以上にわかりづらいですね。
A   そうなんです。このドリルではくりあがりもくりさがりも右側の数(たす数・ひく数)に着目し、まず「10になる数」を求めます。

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