コンビニATMでお金を下ろすのは本当にムダなのか?本当に身になる節約術とは? (1/2ページ)

新刊JP

コンビニATMでお金を下ろすのは本当にムダなのか?本当に身になる節約術とは?(*画像はイメージです)
コンビニATMでお金を下ろすのは本当にムダなのか?本当に身になる節約術とは?(*画像はイメージです)

いつも買っているコーヒーの値段が上がった。
駅前に新しいお店ができた。
円安が進んでいる。

このように、世の中は常に少しずつ動き、移り変わっていくもの。普段の生活からその変化をなんとなく感じ取ることはできるが、「数字」に注目することで、より具体的な手触りを得ることができる。数字から何かを考え、仮説を立て、検証してみることは、ビジネスで役立つ訓練であり、解像度高く世の中を見て損をせずに生きていくための一つのスキルでもある。

◾️コンビニのATMでお金を下ろすのは本当にムダなのか?

『なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか?』(平野薫著、ダイヤモンド社刊)は日常で見かける数字から、その背後にある事情や思惑を考えていく。

たとえばお金を下ろすときのATM。コンビニで下ろすと手数料を取られるから、少し遠くても銀行まで足を伸ばす、という人は少なくないはず。こうすることで110円の手数料を払わなくて済む。しかしこれは本当に節約なのだろうか?

コンビニと銀行が同じ距離なら、もちろん銀行でお金を下ろす方がいい。しかし、コンビニの方が圧倒的に近いなら、コンビニで下ろしたほうが得になるとも言える。

つまり「110円を節約するために何時間余計に時間を使ったのか」という問題だ。節約できる金額に対して、どれくらい時間を費やすのか、というタイムパフォーマンスに目を向けると、必ずしも「手数料を払ってコンビニATMでお金を下ろす」が無駄ではないことに気づくはずだ。

◾️自販機は減っているのに食品の自販機だけが増える理由

また、近年住宅地や街道沿いなどでよく見かけるようになったのが、ラーメンや餃子など、食品を扱う自販機だ。治安が良く、盗難などをあまり心配しなくていい日本は「自販機先進国」。さまざまなものを売る自販機がある。食品の自販機も以前からあったが、ここ数年でかなり増えた印象を持っている人も多いはず。

日本では、自販機自体は減少傾向にあり、2014年以降、前年比86%から99%の間で少しずつ減り続けている。

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