ドラキュラ公「ヴラド3世」が血の涙を流していた証拠を発見。手紙の科学分析で明らかに (1/4ページ)

カラパイア

ドラキュラ公「ヴラド3世」が血の涙を流していた証拠を発見。手紙の科学分析で明らかに
ドラキュラ公「ヴラド3世」が血の涙を流していた証拠を発見。手紙の科学分析で明らかに

[画像を見る]

 ルーマニアとイタリアの科学者による研究チームが、ドラキュラ公、あるいは串刺し公としてして知られる、ルーマニアのヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ)が、血の涙を流す症状に苦しんでいた可能性があるとする証拠を発見した。

Analytical Chemistry』誌(2023年8月8日付)に発表された論文の中で、ヴラドが書いた3通の手紙から、タンパク質とペプチドを採取し化学分析したところ、明らかになったという。

・ドラキュラ公、串刺し公の異名を持つヴラド3世
 ヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ:1431年11月10日 - 1476年)は、ワラキア公国(現在のルーマニアの首都ブカレストがある地域)の君主で、通称ドラキュラ公、または串刺し公と呼ばれている。

 ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』に登場する、「ドラキュラ伯爵」のモデルになったことでも有名だ。

 15世紀、ワラキア公国の統治者だった彼は、国を守ることに徹底して厳格な君主だったされている。

 そのため、敵であるオスマントルコ人を8万人も殺し、しかも、その多くを串刺しという残忍な方法で殺めたという。

 この冷酷な統治者は、何かに苦しんだことはなかったのだろうか?

 新たな研究では、ヴラドが何かの病にかかっていたかどうかを調べるために、彼が書いた3通の手紙を入手、詳しく分析した。
「ドラキュラ公「ヴラド3世」が血の涙を流していた証拠を発見。手紙の科学分析で明らかに」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る