アマゾンのAIレジなし技術は1000人以上が人力操作していた。店舗から撤去を発表 (2/4ページ)

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・インドで1000人以上の従業員が遠隔管理していた
 ところが、お披露目から6年経った今も、Amazonはさまざまな技術的な課題を克服できず、「完全にジャスト・ワークアウトのみで運用する」という目標を実現できないでいたのだ。

 2022年半ばの時点でもAIの訓練が続けられており、インドで1000人以上の人々が手作業で買い物をチェックしたり、映像にラベル付けをしたりしていた。

 また買い物1000件につき700人の人間のチェック係が必要という非効率的な人力作業ゆえに、買い物から領収書の発行まで数時間がかかることもあった。

 これまでジャスト・ウォークアウトが導入されたのは、Amazon Goの20店、Amazonフレッシュの40店、Whole Foodsの2店。

 さらに他社が運営するスポーツスタジアム内の30店、12の空港、バージニア州アーリントンの大学1校などにも導入されている。

 そして今回は、完全自動化が果たせなかった、Amazonフレッシュの実店舗の「ジャスト・ウォークアウト」のみを撤去することとなったようだ。

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image credit:public domain/wikimedia・Amazonでは新たなレジなし技術を開発中
 こうした紆余曲折を経験したAmazonは、新たにスマートショッピングカートを導入し、もっと効率的で手軽なレジなしの買い物を実現する予定だ。
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