アマゾンのAIレジなし技術は1000人以上が人力操作していた。店舗から撤去を発表 (1/4ページ)
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Amazonは、同社が運営するスーパーマーケット「Amazonフレッシュ」の実店舗に採用されていたレジなし技術「ジャスト・ウォークアウト」を撤去することを発表した。
ジャスト・ウォークアウトは、商品を棚からとり、店舗を出るときにスマホをスキャンするだけで清算が完了するAIを使用した全自動買い物システムである。
面倒なレジでの支払いを完全に省いてくれる画期的なシステムになるはずだったが、その実態は、インドで遠隔操作をする約1000人以上の従業員による人力作業が必要で、「ジャスト・ウォークアウト」だけで完全に運営するのが難しかったことから、今回の決断を下したようだ。
・全自動AI買い物システム「ジャスト・ウォークアウト」
Amazonの全自動レジなし技術「ジャスト・ウォークアウト」は、棚から商品を取ると、AIカメラがそれをチェック。顧客は入り口でスマホをスキャンするだけで、Amazonのアカウントから請求書が送られてくるという全自動買い物技術だ。
ジャスト・ウォークアウトはAmazonの実店舗スーパー「Amazonフレッシュ」で導入されていたが、そのほとんどが撤去され、新しい店舗はこの技術なしで作られるという。
当初、Amazonはこの画期的な自動買い物技術を同業他社にも売り込むという野望を抱いており、2016年のお披露目当時、こんな宣伝文句を謳っていた。
「最先端の機械学習、コンピューター・ビジョン、AIをお店に組み込むことで、レジ待ちがなくなるとしたら?」
そのためにAmazonフレッシュの実店舗には100台以上のAIカメラが導入され、商品の並べ方が厳格に定められた。また、同様のシステムはレジなしコンビニ「Amazon Go」にも採用されている。