うれしいニュース再び!ボイジャー1号が正気を失っていた原因を特定、元気になれるかも (1/4ページ)
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昨年末からぶつぶつと意味不明な言葉ばかりを呟くようになったボイジャー1号だが、NASAはついに老いた探査機が正気を失っていた原因を特定できたそうだ。
復活したら奇跡とまで言われ、いよいよお別れの時かと心配されていたボイジャー1号。
だが今回ようやく原因が突き止められたことで、遠く離れた老探査機を正気に戻し、恒星間宇宙のミッションを再開できる見込みが出てきたようだ。
・不具合の原因はハードウェアの破損にあった
NASAが特定した不具合の原因は、機体に搭載された「フライト・データ・システム(FDS)」の「メモリ」のハードウェアそのものが壊れているというもの。
「フライト・データ・システム(FDS)」とは、ボイジャー1号に内蔵される各種科学機器からのデータと、機体の状態に関するデータを集める装置だ。
FDSはこれを1つにまとめて「遠隔測定変調ユニット(TMU)」に引き渡す。すると、TMUがこれを地球に送信。こうして私たちは、ボイジャー1号が今いる恒星間宇宙の様子を知ることができる。
ところが現在FDSとTMUとの通信がうまく機能していない。そのおかげでTMUから送られてくるデータが、不可解な1と0の繰り返しになってしまっているのだ。