コーヒーからカフェインを取り除いた「デカフェ」の安全性は? (1/4ページ)
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コーヒーには様々な健康上の利点が報告されているが、カフェインには覚醒効果があることから寝る前に飲むと眠れなくなってしまう。
コーヒーは好きだけど、カフェインが苦手な人や、いつでもコーヒーを楽しみたい人は、カフェインを取り除いた「デカフェ」コーヒーを飲むという選択肢もある。
だがデカフェコーヒーは果たして安全なのだろうか?
アメリカのデカフェコーヒーの場合、コーヒー豆からカフェインを取り除く過程で発がん性が疑われる化学物質を使用している場合があり、健康被害が出てからじゃ遅いとアメリカ食品医薬品局(FDA)に使用禁止を求める嘆願書を提出している団体もあるという。
・コーヒーからカフェイン除去に使用する化学物質
問題の化学物質は「塩化メチレン(ジクロロメタン)」という有機溶媒で、機械の油の洗浄など、産業界ではさまざまな用途に使われる有機溶剤だ。
これにコーヒーの生豆を入れるとカフェインが取り除かれるので、アメリカなどの一部の国では、「デカフェ」コーヒーを作る際に使用されることがある
ちなみに日本では、塩化メチレンの使用は認可されていない。