教科書が変わる大発見!?「山城国一揆」椿井家の古文書群に注目集まるが…偽書、創作の可能性は? (1/4ページ)
戦国時代、後継者争いを繰り広げた山城国守護職・畠山(はたけやま)氏を、国人(こくじん。在地の武士)が追放しました。
その後、およそ8年間にわたって住民自治を実現した山城国一揆(やましろのくにいっき)。日本史の授業で習ったとご記憶の方も多いのではないでしょうか。
従来の学説では、新守護の伊勢(いせ)氏に臣従したことで国一揆が終結したとされています。
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山城国一揆って何?戦国時代前夜に農民たちが自治を勝ち取った画期的事件しかし今回、山城国一揆を主導したという椿井(つばい)家の書状が発見されたことにより、定説が変わるかも知れません。
果たしてどんな書状だったのでしょうか。
教科書の内容が変わるかも?椿井家の書状は、奈良県平群町(へぐりまち)教育委員会に所蔵されていた124通です。
それを令和3年(2021年)に馬部隆弘(ばべ たかひろ)中京大学教授が調査。京都市東山区の八坂神社に所蔵されている書状7通と内容が共通していることから本物と判定されたのでした。
書状は山城国一揆を主導したという椿井家の子孫たちが、江戸時代に書状を書き写したものだそうです。