【意外と知らない】「関心」と「興味」の違い (2/3ページ)
特定の狭いジャンルよりも、全般的なものに広く使うケースが多いでしょう。
また、この単語には「意識的に注意を向ける」といった意味合いも含まれているので、芸術やスポーツに関心があると述べれば、それらについて詳しく知りたいという知識欲に近いニュアンスを表現できます。
「興味」と比べると少しフォーマルな印象がある言い回しなので、ビジネスシーンや政治・経済など堅いイメージの対象に対しては「関心」を用いるのが良いでしょう。
例文は以下の通りです。
◇例文
・「芸術を知るために美術展に関心を持っている」
・「今後の経済情報の動きに関心がある」
・「若い人が政治に関心を抱いていることは素晴らしい」
■「興味」の使い方【例文付き】
「興味」はその物事に気を引かれるだけでなく、面白さも感じる時に使う表現です。どちらかといえば、嫌いなものではなく好きなものに対して用いることが多いでしょう。
個人的な趣味やエンタメなど、カジュアルなジャンルへの強い関心を意味する時は「興味」と表現するのが最適です。
以下で例文を紹介します。
◇例文
・「テレビで紹介していた新商品に興味がある」
・「ファッションに興味があって、雑誌をいろいろ読んでいる」
・「駅前にできた新しいお店に興味がある」
■「関心」の類語
ここからは、「関心」の言い換え表現を紹介します。
◇(1)「注目」
「注目」は、注意して見ることを意味する表現です。
「関心」が広いジャンルに用いる言葉だとすると、「注目」はその中の特定の部分にのみ気を引かれているような時に使います。