秋競馬でがっちり儲ける!“絶対注目”の特選2頭

デイリーニュースオンライン

0917_keiba.jpg

【中央競馬・今週の狙い馬】

何度も行方をくらました太陽の影響だろうか。今年はいつの間にか夏競馬が終わったように思う。気がつけば空は高く澄み渡る。スターホースが登場するシーズンがやってきた。そう、秋競馬の到来である。

ここから年末まで続くG1戦線を潤沢な資金で楽しむためにも、馬券でガッチリ儲けておきたいところ。そのための、イチオシの特注馬2頭を紹介しよう。

古馬中距離路線ではマーティンボロ

秋には実績馬が舞い戻ってくるというのに、今年は新興勢力がやたらとまぶしい。まず、古馬の中距離路線での注目は「マーティンボロ」だ。

新潟記念の勝利でサマー2000シリーズに優勝。同レースでは残り500m地点で行き場を失い、強引に内を突く格好に。5頭の進路を妨害する後味の悪い勝利だったが、タイトな競馬に臆することのない強いハート。そして機敏な反応を見せて突き抜けた勝利劇には高い評価を与えたい。

8月20日生まれと聞くと南半球産と断定されてしまいそうだが、内国産である。ターゲットを南半球に絞り生産されたが、国内で競走生活を送ることになった。北半球生まれとあって3歳時までの減量の特典はない。極端な遅生まれで、冬場や春に生まれた同世代と違わぬ馬齢重量を背負いながら走り続けてきたのだ。

3歳春にデビューして初勝利は6戦目。夏の小倉競馬だった。地道に力をつけて昨年は3勝。今年はオープン入り初戦の中日新聞杯で起伏のあるコース形態を克服して重賞初勝利を決め、小倉記念2着を挟み、前記した新潟記念で2つめのG奪取に成功。5戦3勝と完全に軌道に乗った。

次は11月2日の天皇賞(秋)に参戦する。休養は丸ごと成長期間といっていい。異色のディープインパクト産駒はさらに強くなり、広大な府中を躍る。

地力強化した3歳馬ハイプレッシャー

3歳馬では、ダービー馬ワンアンドオンリーと同厩舎の「ハイプレッシャー」がおもしろい存在だ。同じノースヒルズ生産馬でハーツクライ産駒という共通項まである。未勝利卒業がこの夏の小倉競馬で、13戦目。初勝利までかなりの時間を要したが、スタミナ豊富でスピードの持続力があり、器用さも増している。

菊花賞の前哨戦に出走するのが難しい状況とはいえ、適鞍で勝ち、抽選で滑り込む可能性は残っている。三冠最終章に名を連ねることができなくても秋に飛躍できる素材だ。覚えておいて損はない馬だろう。

実は新馬戦は2着。首の上げ下げによるハナ差負けだった。マーティンボロもそうだが、遠回りした馬だけが持つ地力のようなものが必ずあると僕は思っている。

藤村和彦(ふじむらかずひこ)
競馬解説者。1992年から2010年までデイリースポーツ社で記者、デスクとして中央競馬を担当。現在は、週刊『競馬ブック』誌上での「藤村和彦のインタビュールーム」連載、ラジオ関西「競馬ノススメ」(毎週土曜16時30分〜17時)レギュラーなど、フリーで競馬予想、競馬解説、コラム執筆などの活動をしている。
公式サイト/netkeiba.com|No.1予想 藤村和彦
「秋競馬でがっちり儲ける!“絶対注目”の特選2頭」のページです。デイリーニュースオンラインは、ギャンブル競馬エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧