江角マキコも嵌った「ママ友いじめ」のリアル

デイリーニュースオンライン

th_DMM_1010_mamatomo.jpg

強烈なボスママという”稀少種”の子供が同じクラスに

 世間の耳目を集めている江角マキコと長嶋一茂嫁の”ママ友バトル”。仲違いの末、長嶋一茂邸の外壁に「バカ息子」と落書きさせるなど冗談としか思えないエピソードも飛び出したが、実行犯とされる江角の元マネジャーが9月上旬に警視庁の事情聴取を受けるなど、どうやら現実世界のお話らしい。

 昨今なにかと話題の「ママ友付き合い」や「ママカースト」、そんなに熾烈なものなのか。世田谷区の某名門私立小学校に子どもを通わせているA子さん(39歳)は言う。

「正直、ママ友付き合いは面倒なこともありますよ。でも、ニュースになっているようなドロドロの対立がどこの学校にもあるわけじゃないです。思うに、江角さんと一茂さんの奥様のケースは、二人のお子さんが同級生だったのが運の尽き。二人とも、かなり自己顕示欲の強い性格なんだと思うんです。自分が一番上に立たないと気が済まないタイプ。そこまでの強烈なボスママって現実にはあまりいないんですけど、希少種がたまたま同じクラスになっちゃったんですね」

 A子さん曰く、たとえば学年が離れていたりして二人の接点があまりなければ、ここまでの泥沼バトルは起こらなかったのではないかという。

「両雄並び立たずじゃないですけど(笑)、気が強くて言動が派手なボスママが二人いるケースだと、最初はよくてもそのうち必ずこじれる。そして、周囲のママ友づきあいも泥沼化しがちです」(A子さん)

働くママに対する陰口。新興住宅地の陰湿な人間関係

 もちろん、ママ友トラブルは名門校以外にも存在する。大規模再開発が進められた東京・豊洲エリアに住むB子さん(35歳)。4年前まで大手出版社でバリバリ働いていたが、第一子の出産をきっかけに退職。現在は0歳と3歳の子どもがおり、上の子を区内の幼稚園に通わせている。

「独身時代は、仕事でもプライベートでも自然と自分のレベルや価値観に近い人との付き合いになるから人間関係で悩むことは皆無でした。それが、専業主婦になってからはママ友同士のくだらないつきあいと陰湿な関係にびっくり。ウチみたいな新興住宅地ほどママ友問題は深刻だって言いますけど、実際、その通りだと思います」

 ある日、幼稚園のママ友から「ランチ会」に誘われたB子さん。行ってみると、ボス格のママを筆頭に参加メンバーは全員が専業主婦。そこでは、同じクラスの「働くママたち」への悪口・陰口に花が咲いていたという。

「子どものことや家のことに専念できないなんて可哀想」「送り迎えのときも、いつもヒールの靴よね。子どもを抱っこして転んだりしたらどうするんだろう」「保護者会とかも、仕事を理由に休まれたら迷惑だよね〜」

 仕事と子育てを両立する母親よりも専業主婦が格上という“ママカースト”の現実を目の当たりにした。B子さんはさらにこう続ける。

「ママカーストでは、美人だとか、立派なキャリアがあるとかいう本人の資質で格付けされることはほぼありません。ダンナの収入や職業、子供の学力やルックス、持っているブランド品、住んでいる地域、マンションの名前や階層などで“値踏み”されるんです。自分よりも上か下か、自分たちのグループに招き入れてもいい存在かどうか。面と向かって口には出さないですけどね」

 好感度女優・江角マキコのタレント生命さえ危機に追いやったママ友同士の蹴落とし合い。結婚しようが出産しようが、生涯にわたって「女の敵は女」だということか——。

(文/神田川めぐる)

「江角マキコも嵌った「ママ友いじめ」のリアル」のページです。デイリーニュースオンラインは、芸能社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧