10月29日発売の『週刊文春』（文藝春秋）が、芸能界のタブーである“枕営業”を巡るトラブルをスクープした。大手芸能事務所の幹部で、業界では名を知らぬものはいないという『A氏』が、元所属タレントだったアイドル女優の小泉麻耶（26）と性的な関係を持っていたとして、ベッドの上にいるA氏とキャミソール姿の小泉の証拠写真を掲載した。

　小泉はA氏に求められて枕に応じていたというが、待遇が良くならないことに激怒。復讐として性交中の動画を隠し撮りしたとのウワサが流れ、それを知ったA氏は動画流出を食い止めるため奔走。小泉を飲食店の個室に呼び、別の幹部らと説得しようとするも、そこでのやり取りに怒った小泉が警察に被害届を出したという。結局、届けは取り下げられたと言うが、小泉のトラブルは、約2年にわたって不倫関係にあるプロ野球・巨人の阿部慎之助（35）にまで飛び火。同誌は小泉と阿部は破局したと報じている。

過去にはミス・インターナショナルとのトラブルも

　A氏といえば、これまでにもキナ臭い話題に事欠かない人物として知られている。

「次々とお気に入りの女性タレントに手を出すことで知られています。報道されているだけでも、榎本加奈子（34）、井川遥（38）、畑野ひろ子（38）、自殺した元TBSアナウンサー川田亜子さん（享年29）などとの関係が取り沙汰されていますね」（芸能ライター）

　2013年に話題になった『ミス・インターナショナル世界大会』グランプリ、吉松育美をめぐるストーカー・脅迫事件でも名前が浮上したことも。

「吉松はA氏を威力業務妨害で警視庁に刑事告訴、さらに東京地裁に民事提訴。会見を開いてマスコミにも公表しましたが、国内のメディアは一切報じなかった。A氏のバックにはさらに業界の大物が付いているため、徹底したマスコミ封じが行われたともっぱらの噂です。一部スポーツ紙はネット版で速報記事を上げたのですが、何らかの圧力がかかったようで、すぐに削除されました」（同）

　吉松の騒動には、安倍晋三首相の妻・昭恵さんまで参戦する事態に。2013年の『ミス・インターナショナル』世界大会の審査員を務めた昭恵さんは、吉松と面会。吉松は、

「今回のことを受けて、昭恵夫人もおかしいと思う点は多くあるようで、全面協力すると言って頂けました」

　と2ショットの写真付きで報告していたが、それでも各メディアが取り上げることはなかった。

「文春は今回のスクープで、“枕営業”と“A氏の悪行”といった2つの芸能界のタブーを晒しあげました。どちらも他のメディアは絶対に書けない。枕を証明する、決定的な写真があるのも強いですね。完全に巻き込まれた形の阿部は気の毒な気がしないでもないですが、さすがは文春といったところでしょうか」（週刊誌記者）

　他誌やスポーツ紙等など各芸能メディアは、この報道にも引き続き“沈黙”を続けるのか、それとも――。

（取材・文／一樹守）