”地下アイドル撮影会”で判明したオタとアイドルの黄金比

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地下アイドルだからこその楽しみが!
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現役東大生の「週刊アイドル通信」

 アイドルに会える場所といえば、どんな場所を想像しますか? きっと、多くの人が「ライブとか握手会」と答えるでしょう。

 しかし、見落としてはならないのが「撮影会」です。マイカメラを持ち込めば、時間の許す限りアイドルの写真が撮り放題というファンにとっては夢のようなイベント。

 アイドル好きならば、アイドルのグラビアを撮るカメラマンに憧れたことのある男子は少なくないのではないでしょうか? かくいう僕もその一人。ということで、今回始めてゲットしたカメラで、「素質0%、熱意200%」がウリの人気急上昇中アイドル「クラージュA’s」の撮影会に潜入してみました!

「クラージュA’s」撮影会でわかったファンとアイドルとの黄金比

 10月25日(土)、都内某所にてクラージュA’sの撮影会が行われました。クラージュA’sは結成からわずか7か月とフレッシュなアイドルですが、4月には「キミイチのE顔」、9月には「最初はピース!!!」と、すでに2作のシングルを出し、いま僕らがもっとも注目しているアイドルのひとつなのです。

 そんな彼女たちの撮影会は1部と2部に分けて行われました。今回はオリジナルメンバーの新咲菜央、胡元彩、しおの、内田もこ、石井唯帆の5人に加え、新メンバーのうち、槙原綾音、佐倉かれん、楢岡のあ、白石羽美の4人、合わせて9人が参加しました(新メンバーの捺亜理沙は欠席)。

 そして彼女たちの写真を撮ることができるのは、事前抽選によって当選したラッキーなファンは5人。

 みなさん、お気づきでしょうか? ファンが5人とアイドルが9人。つまりファン1人に対しアイドルが1.8人もいるこの状態! なんと羨ましい比率なのでしょうか。僕は思わず、この1:1.8を撮影会の黄金比と名づけました。

気軽に触れ合える距離に、心の距離も近づく

ファン 「なんか面白いことして!」

メンバー 「えーなんでー?」

ファン 「今めっちゃアップで撮ってるよ!」

メンバー 「ちょっと先に言ってよ!(笑)」

 このように、写真を撮りながらお互いに会話をして楽しむ場面が何度も見られました。これこそが撮影会の醍醐味です。

 ここでは普段のファン×アイドルという関係が、カメラマン×被写体という関係に変化し、握手会などより能動的な会話ができるんですね。

 カメラマン×被写体と言っても、お仕事感が露骨に出ているという意味ではありません。まるで友達と遊びに来て記念写真を撮るような雰囲気が楽しめるのです。

あの子の笑顔を独り占めできる!

 撮影会の途中、アイドルとファンの間で「まだ撮ってない人いる?」「じゃあこっち見て!」といった会話が自然と行われていました。

 何気ない会話だが、こっちを見てと言えばアイドルが見てくれる、この状況の特殊性に気づいたとき、僕のシナプスでバチッと音がしました。ただこちらを見てくれるだけでありません。少なくともシャッターが下りるまでの数秒間は、ファインダー越しにメンバー全員と目が合うのです。

 しかもカメラに向ける顔はもちろん“キミイチのE顔”。その数秒間は間違いなく、彼女は誰にも邪魔されない自分だけのアイドルになるのです!

次回は脱・撮影会素人童貞!多幸感に包まれたイベント

 シャッター音とアイドルたちの笑い声が響く昼下がりのスタジオは、まばゆいフラッシュと多幸感に包まれていました。

 次回の詳細は未定ですが、クラージュA’sは定期的に撮影会を行っているとのことなので、ぜひ次は参加者としてあの空気感を味わってみたいものです。僕は、一皮むけたような気分で今回の潜入取材を終えました。

 次はどのアイドルの撮影会に行こうか……早くもそんなことを考えながら、次こそは僕もファンと同じ目線位置に立ち、僕だけに向けてくれる笑顔を激写することを決意した一日でした。

公式サイト/クラージュA's OFFICIAL BLOG

東京大学アイドル同好会
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東京大学アイドル同好会は、アイドルが好きな東大生によって結成されたサークルです。アイドルについて語り合い「知の創造的摩擦」を起こしているほか、年二回行われる学園祭でのアイドルライブ企画や、毎月第1木曜日に下北FMにて放送中の「東大生がアイドルを研究してみた!」を通じ、アイドル文化の普及活動も行っています。
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