まさかのCS（クライマックスシリーズ）4連敗で日本シリーズへの出場を逃した読売巨人軍。その失意の巨人軍の主将・阿部慎之助選手（35）は、10月24日発売の「週刊文春」（文藝春秋）で、女優で元グラビアアイドルの小泉麻耶（26）との不倫トラブルが報じられた。この報道を受けて、小泉のグラビアを11月4日発売の「フラッシュ」（光文社）が掲載。記事では彼女のグラビアのほか、阿部との不倫についても触れられている。

　阿部と彼女の不倫関係は2年間にもおよんでいる。さらに今、彼女と芸能プロダクション幹部との間のトラブルにも、阿部は巻き込まれてしまっているらしく、事態は相当深刻なようだ。阿部はCSで活躍できなかったこともあり、〝歴史的敗北の戦犯〟として批判されているが、小泉が起こしたトラブルも無縁ではなさそうだ。

　週刊文春も報じたように、今季の阿部の不振と不倫騒動は切っても切れない関係にある。だが、こと野球選手にとっては、不倫トラブルはそれほど珍しいことでもない。

「俺にもチュッは？」阪神・和田監督の不倫メール

　2011年、愛妻家で知られていた東北楽天ゴールデンイーグルス（現：シアトル・マリナーズ）の岩隈久志選手（33）が不倫。巨人の澤村拓一選手は、2011年に当時日本テレビのアナウンサーだった森麻季と結婚するも、2013年にスピード離婚。その原因は、W不倫だったといわれている。巨人の杉内俊哉投手（34）もまた、2013年のWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）合宿中に不倫キス写真をスクープされている。

　選手だけではない。阪神の和田監督は2013年、長年不倫関係にあったモノマネタレントとの不倫を週刊新潮にスッパ抜かれ、波紋を呼んだ。

「愛しい奈々！おはよー！チュッ（笑）」
「もう俺と奈々は既に運命共同体となっておりますので、どうか最後までお付き合いください（笑）」
「奈々！俺にもチュッは？（笑）」

　これらは、和田監督から不倫相手に送ったメールだ。報道直後から、甲子園では和田監督に容赦ないヤジが乱れ飛んだという。

　では、なぜこれほどに野球選手は不倫をするのだろうか？　あるプロ野球関係者は次のように分析する。

「野球選手は地方の試合などで頻繁に家を空けているので、妻の目が届きにくい環境にいます。そして、身体を鍛えている選手は普通の人より性欲が強くなり、そのはけ口のために、いろいろな女性と関係を持ちます。一夜限りが多いのですが、関係が長く続くようになると、不倫へと発展してしまいますね」

　また、「女性の中には、鍛え上げられた肉体の野球選手と寝てみたい」（同前）と思う人もいるようで、たとえ結婚していても、向こうからアプローチされる機会も多いらしい。

　そして今、野球選手の不倫は球団にとって頭を抱える問題の1つとなっている。2012年には巨人の原辰徳監督が、女性問題で暴力団関係者に1億円を払っている。この一件は大きく報道され、原監督の引退騒動までに発展。球界全体を揺るがす事件となった。

「美人局のカモになりやすい」

　これまで、野球界は暴力団排除のために、いろいろな手段を講じてきた。新人研修界では警察関係者を呼んで、暴力団関係者への対応や、対処の仕方を指導しているほどだ。これにより、球界から暴力団を遠ざけることには成功の兆しがあるが、女性問題については一筋縄ではいかない。

「女性問題に関しては、球団側も指導などの努力はしているのですが、選手の理性の問題ですから……。関係を持ってしまった女性が美人局であったときは、もしそれが主力選手だったら球団としては口止め料を払うほかありませんね。プロ野球選手は年俸まで公開されてるから、実際にカモにされやすいんです」（前出の関係者）

　これまで野球のイメージアップにつとめてきた日本の球界だが、こと選手の下半身事情に関しては、なかなか思うようにコントロールできないようだ。

（取材・文／タナカアツシ）