韓国芸能界で進むマフィア支配…性接待や脅迫で社会問題化

デイリーニュースオンライン

芸能界の黒い魔の手はあのイ・ビョンホンにまで!
芸能界の黒い魔の手はあのイ・ビョンホンにまで!

 週刊文春が報じた巨人軍の阿部慎之助選手(35)とグラビアアイドルの不倫疑惑。球界のスターによるスキャンダルの衝撃度もさることながら、もうひとつ大きな驚きだったのが、お相手のグラドルの身に起きたとされる事務所独立騒動の顛末だ。

 同誌によると、小泉麻耶は所属していた事務所の関係者に性接待を強要されており、その一部始終をおさめたテープも存在するのだという。真偽は定かではないが、事実ならば日本の芸能界の闇を映し出すような話だ。過去には小向美奈子も「グラドルは売春が副業という実態がある」と告白しており、芸能界の一部では半ば常態化しているのだろう。

 しかし、お隣、韓国の芸能界が抱える闇は、日本のそれよりもはるかに深く暗い。

 フライデー(講談社)11月21日号は、「韓国は芸能界も真っ黒け 性接待 クスリ 恐喝 タダ働き」と題した記事の中でその一端を暴いている。

 記事は、日本でも人気の俳優、イ・ビョンホン(44)が20代の女性タレント2人に脅された恐喝事件を取り上げたほか、裁判沙汰に発展したミスコリアの売春疑惑や、性接待を強要されていたとされるモデルの証言などを掲載。かつて日本を席巻した「韓流ブーム」の腐った内幕をあぶりだしている。

芸能事務所社長の実父がマフィア幹部

 韓国芸能界の腐敗の一因として指摘されているのが、芸能界とマフィアとの繋がりだ。

「日本でも芸能界と暴力団との癒着がよく話題になりますが、韓国の場合は、日本とは比較にならないぐらいに深刻。韓国芸能界はマフィアが牛耳っているといっても過言ではありません」(韓国事情通)

 少女時代やKARAなど、韓流スターの間でしばしば起こる脱退・独立騒動には、必ずといっていいほどマフィアの影がちらつく。男性アイドルグループ「東方神起」の分裂劇でも黒い勢力が暗躍したのは記憶に新しい。

「脱退した3人は『JYJ』というグループを結成したのですが、彼らの新しい所属先の芸能事務所がモロにマフィア系なのです。社長の実父は、韓国マフィアのひとつ、ヤンウニ派の大物幹部。社長自身もマフィアの構成員ではないかという疑惑があるのです」(同)

 関係者によると、マフィアとの関係が指摘されるこの事務所社長には、2006年に俳優、クォン・サンウ(38)への脅迫事件に関与した疑いで逮捕された過去もあるという。このクォンの事件をめぐっては、キム・テチョンという大物マフィアの存在も浮上した。

「会わなければ、家が血の海になる」強烈過ぎる脅迫

 このキム・テチョンは1970~80年代ごろにかけて暗躍したマフィアグループ、ソバン派の首領。

 地元メディアによれば、キムは電話で「おまえの家に行く。会わなければ、家が血の海になるが、構わないんだな?」などとクォンを脅し、芸能イベントへの出席を強要したとされている。

 事件は、人気スターが複数のマフィアからよってたかって食い物にされる韓国芸能界の異常な実態を明らかにした。

「現在、韓国の裏社会に君臨するのは、先のヤンウニ派と七星派、OB派の3大勢力だといわれている。そもそも韓国マフィアの源流は戦前までさかのぼり、初代大統領の李承晩(イ・スンマン)の時代には政権中枢に影響力を行使するまでになった。金大中(キム・デジュン)元大統領の統治時代には、大統領自身がマフィアとの関係を取りざたされたほどで、その影響力は芸能界だけでなく、政財官界に深く浸透している」(先の事情通)

 スポットライトが当たるステージの舞台裏には、壮絶な修羅の世界が広がっているのだ。

(取材・文/浅間三蔵)

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