韓流アイドル・JYJ東京ドーム公演に隠された光と影

デイリーニュースオンライン

2日間で10万人を動員、人気は健在だ
2日間で10万人を動員、人気は健在だ

 11月18、19日と2日連続で東京ドーム公演を行った韓流アイドルグループ「JYJ」。2010年、「東方神起」から脱退したジェジュン、ユチョン、ジュンスによって結成された3人組は、2日間で10万人を動員するなど、相変わらずの人気の高さを見せつけた。

 12月にも、京セラドーム大阪や福岡ヤフオク! ドーム公演を予定しているJYJだが、独立問題が尾を引き、これまでは日本での活動が極端に制限される状態が続いていた。

「日本でのマネジメント権をめぐって、JYJの所属事務所と東方神起の所属先であるエイベックス側との間で裁判沙汰に発展した。そんな経緯もあって、これまでJYJの日本での活動に対して、エイベックスがあらゆる妨害を加えてきていた」(業界関係者)

右翼団体が出動する一幕も

 音楽業界に絶大な影響力を持つエイベックスの意向とあって、芸能マスコミでもJYJの活動が報じられることはほとんどなかった。

「2011年の東日本大震災後には、JYJが震災チャリティーコンサートを行った。その時にはエイベックス側がコンサート会場にツアーを中止するように圧力を掛け、右翼団体が動くなどの騒ぎになった」(前出の業界関係者)

 マスコミ内では、存在さえタブー視されるような状況が続いてきたJYJだが、ここにきて、そんな周辺環境に少しずつ変化がみられるようになってきた。週刊女性12月9日号(主婦と生活社)が、「東京ドーム大成功」の大見出しで公演の盛況ぶりを伝えるルポを掲載している。

 情勢が変化した背景には、JYJのバックについた新たな後ろ盾の存在が大きいようだ。

「日本での活動について、大手芸能プロダクションのケイダッシュがバックアップすることになった。このお墨付きを得たことによって、徐々に露出が増えてきている」(事情を知るメディア関係者)

 ただ、これで万事解決かといえば、そうとも言い切れない。グループの周辺では、相変わらずキナ臭い動きが続いている。

「今回のドーム公演の前にもJYJの活動に不満を持つ右翼団体が裏工作に動いていたらしい。警視庁やチケットの販売元に対してツアー中止を求める要望書などを送りつけたという話だ」(同)

 こうしたトラブルが燻っているのは、JYJの韓国での所属事務所につきまとう黒い影のせいでもある。

 現地事情に詳しい芸能関係者が語る。

「韓国黒社会との繋がりが取り沙汰されているのです。事務所社長の実父は、韓国マフィアのひとつ、ヤンウニ派の大物幹部。社長自身もマフィアの構成員ではないかという疑惑が根強くある。2006年には韓国人俳優への脅迫事件に関与した疑いで逮捕されたという話です」

 日本の芸能界では、暴力団排除条例の全国一斉施行以来、反社会的組織との「黒い交際」にはとりわけ厳しい目が向けられている。それだけに、紆余曲折を経て活動を本格化させた韓流アイドルの今後も波乱含みになりそうだ。

(取材・文/浅間三蔵)

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