ファンなら一度は見ておきたいSFアニメ特集その2 (1/2ページ)
■変身ヒーロー×タイムトラベル『ジェネレイターガウル』
タイムトラベルものというのは、SFというジャンルが確立する以前から存在するジャンルであり、もっともポピュラーな SFアニメ のひとつだ。
そんなタイムトラベル要素と、『仮面ライダー』や『ウルトラマン』から連綿と続く“変身ヒーロー”の要素をかけ合わせて作られたのがこの『ジェネレイターガウル』である。
物語の舞台となるのは研究学園都市・皇樹学園。そこに三人組の謎の少年たちが転入してくるところから物語は始まる。
制作はタツノコプロ。もともとタツノコのヒーローアニメにはSF色の強いものも多かったが(『科学忍者隊ガッチャマン』や『宇宙の騎士テッカマン』など)、この『ガウル』はそれに輪をかけてSFらしいお話になっている。とくにタイムトラベルに関する緻密な物語構成には思わず舌を巻くほど。
また、シリアス色の強いヒーローものではあるが、主人公・ガウルとヒロイン・マサミのおバカな掛け合いに思わず和ませられたりと、ただ暗いだけの物語に終わってないところも印象的だ。
ちなみに『鋼の錬金術師』や『機動戦士ガンダム00』などで監督を担当した水島精二さんの監督デビュー作でもある。SFファンだけでなく、水島ファンもマストウォッチな作品なのだ。
■宇宙の広大さを感じさせてくれる作品『モーレツ宇宙海賊』
この『モーレツ宇宙海賊』は、前回紹介した『宇宙のステルヴィア』の監督・佐藤竜雄さんが手がけたSFアニメのひとつだ。