【西成マザーテレサ事件の謎4】矢島祥子さんは何を知ってしまったのか (1/3ページ)

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【西成マザーテレサ事件の謎4】矢島祥子さんは何を知ってしまったのか
【西成マザーテレサ事件の謎4】矢島祥子さんは何を知ってしまったのか

短期集中シリーズ:西成マザーテレサ事件の謎

 矢島祥子さんは、淀川区の病院に勤務している最中にこの地域のホームレスの支援活動を行っていた。そしてその活動の最中に最終勤務地である診療所の所長と知り合い意気投合して勤務地を変えた。実際にこの所長は堺市でNPO事業を展開し、ホームレスの支援の為にマンションを建設、その活動は当時の大阪日日新聞などに報道、しかし、そのNPOのHPは今は削除されている。

 大阪市の特区構想で、西成区には巨額の資金が流れている。それがいわゆる、「新しい利権」だ。この利権分配に橋下市長は当然その流れを掴んでいるはずだ。この地域の真横にある飛田新地と言う日本で一番大きい赤線地帯の顧問弁護士を勤めていた過去があるからだ。

 その巨額の資金を分け与える、考える一つの委員会がある。それが29名からなる西成区区政会議だ。いろいろな団体が名を連ねている。そして、この界隈ではこれらの団体を阻害する者がいれば追放されるのだ。実際に、この活動に意を唱えた人間がこの地域から消えている者が筆者の知っている限り数名存在する。これらの団体がどの位、力があるのか?

 年間の西成区生活保護費だけで年間600億円以上と言われている。これらの聖域に口を出させてはならないのだ。矢島祥子さんが自殺か他殺かは現時点では警察も断言はしていない、その両方の可能性があると捜査は続いている。

 遺族ははっきりして欲しいと国会を含め検察庁などにも請願しているが、警察は捜査上の理由からその捜査状況を報告はしていない。この点は警察を非難する事は正直出来ないのである。彼らは我々民間と違い国が定めた捜査機関なのだから。

●今までの取材や関係者の話から得た事件の全体像とは...

 私たちは捜査機関ではない。事実の追求にも限界がある。矢島祥子さんはマザーテレサと称されていた様に、マスコミからも、住民からもあいりん地区のシンボルと考えられていた。だが、彼女は様々な貧困ビジネスいや貧困利権と言う存在に気付いた。

 重複診療であったり、架空患者であったり薬の闇売買等である。それらを色々告発しようと考えていた。それが報道にある様に、あるマスコミとの接触であった。

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