春から始まる新音楽番組『水曜歌謡祭』（フジテレビ）で初司会に挑戦する歌手の森高千里（45）。タッグを組むのは『音楽の時間 MUSIC HOUR』のトークゲストも務めるお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建（42）と、かつてないほどの力の入れようだが、果たしてフジの狙いとは──。

21年ぶりとなる「水曜歌謡祭」

　3月5日発売の「週刊文春」（文芸春秋）によると、同番組は『夜のヒットスタジオ』（1990年終了）『MJ-MUSIC JOURNAL』（1994年終了）以来、フジにとって21年ぶりとなる『水曜歌謡祭』。番組は“生”にこだわり、最新曲ではなくかつてのヒット曲を中心に歌い上げる構成で、「年末恒例で視聴率もいい『FNS歌謡祭』のスタッフが制作に携わり、テレ朝の『ミュージックステーション』などと差別化を図る」という。

　フジテレビといえば「HEY！HEY！HEY！」をはじめ、「僕らの音楽」「新堂本兄弟」など音楽番組が次々と打ち切られている。昨年10月にスタートした音楽番組「どぅんつくぱ～音楽の時間～」にいたっては、わずか2か月足らずで終了。

「子ども向けと言っているのに23時台にやる意味がわからない」

　と放送前からその迷走ぶりに疑問の声があった。

テレビ本格復帰は結婚後初めて

　そんな中、45歳とは思えない美しさで未だファンの多い森高を「三顧の礼で迎え入れた」（フジ関係者）というのが実情のようだ。

　1999年に俳優の江口洋介（47）と結婚、翌年に長女、2002年に長男を出産し、育児を優先して芸能活動を休止していた森高。12年にベストアルバムをリリース、翌年には15年ぶりとなるツアーを開催するなど徐々に活動を再開していたが、テレビ本格復帰は今回が初めてとなる。

　教育熱心で、姉弟をともに大学までエスカレーター式の有名小学校に通わせている森高。同誌によると、今春から長男も中学生とあって、教育費のほかに7年前に新築した家のローンの支払いもあり、子育てが一段落したタイミングで仕事を増やしていくものと見られている。

「実物と写真の印象が違う芸能人は多いですが、森高さんは遠目で見ても別次元の美しさ。アイドル時代のファンは、オジサンになった現在でも森高の露出を期待していることでしょう」（週刊誌記者）

「とても子どもがいると思えない」
「見るたびに若返る、奇跡の45歳」

　と、ファンならずとも驚きの美貌を維持する森高だが、その美貌見たさで視聴率を稼ぎ出すことができそうだ。

（取材・文／チロル蝶子）