「同性婚認めると少子化に拍車」自民党・柴山議員の暴言に非難の声 (1/3ページ)

東京ブレイキングニュース

「同性婚認めると少子化に拍車」自民党・柴山議員の暴言に非難の声
「同性婚認めると少子化に拍車」自民党・柴山議員の暴言に非難の声

 毎度のように炎上している「TVタックル」だが、今回もまたシャレで済ますにはあまりに酷すぎる炎上案件が持ち上がった。自民党のヘイトスピーチ対策PTで座長代理を務める柴山昌彦衆議院議員が、無知をさらけ出して大暴言を吐いてしまったのだ。

 問題となっているのは3月2日に放送された「TVタックル」。番組テーマは『同性婚』 について。 討論に加わった柴山議員は「同性婚を制度化すると少子化に拍車がかかる」と、LGBTや少子化問題のどちらかを少しかじった人間ならば頭が「???」でいっぱいになる持論を展開した。

●政策のマズさを誤魔化すために同性愛者をスケープゴートに

 この手の「○○すると××になる」というロジックは、論理が飛躍し過ぎると "風が吹けば桶屋が理論" として失笑の対象になるが、今回の柴山議員の発言はそれですらない。なんせ "同性婚" と "少子化" がハナから繋がっておらず、どうこねくり回しても両者の間に因果関係が結べないからだ。これではいくら風が吹いても桶屋は儲からない。

 柴山議員のような方のために解説させていただくが、当たり前の話だが同性婚を希望する人間は大多数が同性愛者だろう。彼ら彼女らは恋愛の対象が同性なのだから、人生のどこかで「自分の身体で子供を産む」という行為自体を諦める場合が多い。知人に縁のあった子供を里子に引き取って育てているゲイカップルがいるが、子供が欲しい場合はどうしてもそうした形にならざるを得ない。別の可能性として、何らかの手段でタネもしくはタマゴだけ借りて産んでもらう、産ませてもらうという選択肢もあるが、そちらはまだまだメジャーとは言い難いやり方だ。どちらにせよ同性婚を望む人達の多くは「結婚して子供を産む」という行為を諦めてでも、また異性婚よりも出産のハードルが高くなるのを覚悟してでも、同性のパートナーを選びたいのである。

 対して少子化問題とは、異性を恋愛対象とし、結婚願望があり、出産願望もあるのに、様々な理由で子供を持てない夫婦があまりにも増え過ぎてしまったがために起きた社会問題だと言えよう。これを解決する方法は、国民が普通に生活して普通に子供を持てるような経済状況を整える事と、それに付随して育児に適した環境を整える事の2点だ。

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