フェチとフェチの戦い！『俺、ツインテールになります。』は、様々なフェチ属性を持った登場人物や怪人が、自らのフェチをかけてしのぎを削るアニメです。途中多少（？）の作画崩壊を挟みながらも、（無駄に）豪華なゲスト声優陣が話題を呼び、そして特撮ファンには納得の、こだわりのある特撮パロディ作品でもありました。今回ご紹介する「イースナ」は、地球侵略を目論む悪の組織「アルティメギル」の首領直属大幹部です。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■悪のメガネ幹部ダークグラスパー

　イースナはアルティメギルの大幹部で、作戦遂行能力がないと判断されたアルティメギルの部隊を粛清する役割を持った処刑者「ダークグラスパー」として恐れられています。実は、アルティメギルが地球に侵攻する前に侵略した世界の住人でした。それが敵であったアルティメギルに加わったのは洗脳などをされたせいではなく、自分の世界を守るために戦っていたツインテール戦士のトゥアールに憧れ、彼女と並び立つためでした。

　イースナは、ツインテール戦士がまとう武装「テイルギア」を模して、メガネ属性を注ぎ込んだ「頑強装甲グラスギア（頑強と眼鏡をかけているんですね）」を身につけ、ダークグラスパーに変身します。地球に現れ、ツインテール戦士の存在によってトゥアールの存在を知ったダークグラスパーは、トゥアールを取り戻すと一方的に宣言します。

■病み気味百合少女

　ダークグラスパーであると同時に「善沙闇子（いいすなあんこ）」という名前でメガネっ娘アイドルとしても活動しています。それは、世界にメガネ属性を広めるためであり、“ツインテールに似合うのはメガネである”と定着させ、トゥアールの最高のパートナーとして結ばれるためという目的がありました。

　自室には元の世界で撮影したトゥアールのアルバムをもっていて、セクシャリティがストレートなトゥアールに拒絶されても、「いずれは好きにさせてみせる」とつきまとうストーカー体質です。

　その後、ダークグラスパーはテイルレッドが新たに生み出した必殺武器・フュージョニックバスターにより敗れます。