名作『スナッチャー』がバーチャルボーイで登場? 制作秘話に涙 (1/3ページ)
制作の裏には悲しい実話がありました。
1988年に発売された小島秀夫監督による名作『スナッチャー』は、米Kotakuに「これまで作られたゲームの中で最もクールなものの一つ」と言せるほどの作品。
なんとファンが、本作を任天堂の紅い3D眼鏡ことバーチャルボーイに移植したデモを作ったようです。
planetvbフォーラムに投稿されたそのデモを制作したのは、thunderstruckさん。制作にはゲーム中のすべての画面を撮り、3D化しなくてはいけませんでした。他にも、PCM音源やサウンドエフェクトを付け足すなど、200~300時間かけてこのデモを作り上げたとのこと。
thunderstruckさんがバーチャルボーイ版をつくろうと思ったきっかけとは?
実はthunderstruckさんがこのプロジェクトを始まる前に、別のplanetvbユーザーが似たプロジェクトに取り掛かっていました。しかし、この方は昨年亡くなってしまったのです。
最後のコーディングコンペで、Red Metalというニックネームの新しいユーザーがplanetvbに参加したんだ。彼は『スナッチャー』のバーチャルボーイ移植版を提出する予定だった。『スナッチャー』というゲームについては当時聞いたこともなかった。7回の投稿の後、彼は更新をやめ、ちょうど今から一年前、誰かから彼が亡くなったとの投稿があった。