小向美奈子被告に1年6カ月の実刑判決!巧妙化する覚せい剤取引の現場

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小向美奈子被告に1年6カ月の実刑判決!巧妙化する覚せい剤取引の現場
小向美奈子被告に1年6カ月の実刑判決!巧妙化する覚せい剤取引の現場

 小向美奈子被告が懲役2年を求刑され、判決が27日に言い渡された。実刑一年六か月。基本的に累犯、つまり同じ罪で何回も捕まった人間に執行猶予はない。まったくないわけでもないが、これは前回の逮捕からかなり時間が経過したケースやガラ受け、つまり身元保証人がしっかりしている場合である。小向被告に関してはファンからの嘆願書も多数出ているらしいが、この様な事件に嘆願書の効果はない。やむを得ずに犯してしまった犯罪などには効果があるが、自己快楽の為に犯してしまった薬物事犯には効果はないのである。

 小向被告は覚せい剤を知人から複数回入手したと供述しているが、関西圏の場合、覚せい剤を入手するのは「西成」というのが一般的だ。今月初め、日本最大の覚せい剤密売地域である大阪・西成のあいりん地区に取材に入った。

 月初めという事もあり、この地域には人が溢れていた。その理由は生活保護の受給日が集中していることにある。銀行振込みだと月末で、現金手渡しだと月初になるからだ。それゆえか、西成の界隈には数人ほど覚せい剤の売人が立っていた。現在は大阪都構想の中での西成浄化作戦もあり、覚せい剤の撲滅にはかなり力を入れている。報道されないだけで、かなりの密売所や密売人が検挙されている。

 しかし、裏社会の住民も必死である。次々と新しい方法を編み出している。その方法の一つは「電子タバコのリキッド」だ。これも既に何人か検挙されているが、今、巷で流行りつつある電子タバコのリキッドに覚せい剤を混ぜて吸う方法だ。「炙り」の方法も進化しているのだ。

 また、ドラッグの受け渡し方法も様変わりしている。今までは茶封筒に「道具」と呼ばれる注射器や覚せい剤の現物を詰めて渡していたが、今の主流はコンビニで売られている市販のお菓子の箱である。封を切らずに端の方を開けて、モノを詰めてまた糊付けすることで巧妙に偽装されている。持ち運び時の職質による発覚を逃れるために、広く普及している手法だ。

 かつて「覚せい剤取引」の流行は関東では横浜が発祥であり、関西は西成だった。しかし、現在は横浜寿町が消えてしまい、西成での相場や手法が主流となり、モデルケースとなっている。だが、それらの方法はすべて当局も把握しており、摘発者も続出している。覚せい剤に手を染めたら最後、小向被告のように何度も繰り返してしまうだろう。さらなる取り締まりに期待したい。

Written  by 西郷正興

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