アナウンス部が抜群の不倫環境？

　テレ朝社内でも、不倫にもっとも寛容なのが今回の加地Pが属する制作局、ほかは営業、意外なところではアナウンス部だろう。かつて親しくしていた報道、スポーツ、バラエティと各番組で活躍していた有名女子大出身の元女性アナは私にこう話してくれたことがある。

「彼にね、『奥さんがご出産でお家にいないならご自宅に遊びに行きたかったです』とメールしちゃった。奥さんよりも私を選んでくれたら嬉しいな」

　この元女性アナの“彼”とは、もちろんテレ朝勤務の既婚者である。この他にも、筆者は別の元テレ朝女性アナと仕事を一緒にすることがあったが、彼女もまた不倫体質が見て取れた。たしかこう言ったことを記憶している。

「うちの主人、堅物で面白くないのよ。だからね、彼に、『主人と行っても面白くないので、一緒に買い物に行ってほしいな』とメール送ったのよ。奥様にバレると怖いわね」

　この元女性アナによると、奥さんにはもうとっくにバレていてご主人とうまくいっていないんだなと思ったとのこと。この元女性アナの“彼”もまたテレ朝勤務の既婚者だった。

　女性アナではないが、テレ朝には「家では奥さん、会社では私」と夫婦気取りの不倫カップルも散見される。筆者はテレ朝に限らず他の在京キー局でもよく仕事をするが、懇意にしているプロデューサーが在京キー局の不倫事情についてこう話していたのを、ふと思い出した。

「日テレは不倫を隠す文化、TBSはバレない文化、テレ朝は大っぴらにやる文化。やってることは変わらないけどね……」

テレ朝不倫社員カップルの常宿はホテルオークラ

　年齢問わず既婚であってもテレ朝の男性社員には女性が群がってくる。モテるのは別に出世コースに乗っている人だけではない。“テレ朝社員”であればブサメンでも大丈夫だ。携帯を2台、3台と同じ機種を持っている者はまず“不倫中”とみていい。1台は家庭用、ほかは不倫相手とのホットラインだ。

　もしテレ朝社員の不倫カップルをみてみたいと思う読者がいたら、テレ朝本社近くのホテルオークラ、ANAインターコンチネンタルホテル東京、国際文化会館に行けば、まずみられる。夜はバーで飲んでそのままホテルにお泊りする。朝食時、ホテルのビュッフェでテレ朝不倫カップル同士が鉢合わせになったという話も珍しくない。「六本木プラザ」といラブホも不倫カップルの常宿だ。

　いずれにせよ、不倫は倫理に反することである。マスコミは高い倫理性が求められる職業だ。今一度、自らの身を律してはどうか。倫理に反している者が伝える報道など誰も信じない。

（文／渡邊凜香　Photo by Dick Thomas Johnson via Flickr）