日仏中、食の三国同盟が遂に成し遂げた最高のカツ丼は高円寺の中華『七面鳥』にあり (1/3ページ)
カツ丼
780円
そもそも単品でご飯のおかず、それも手間の掛かった高級おかずのテリトリーに充分入るトンカツを料理のパーツとして惜しげも無く利用するお料理、それがカツ丼なのです。
美味しくないワケが無い。薄い肉も分厚い肉も衣に包まれればみんな平等。それぞれがそれなりの個性を発揮してそれなりの美味しさに到達します。クズ肉集めた結着肉は○○○けどね。
・カツ丼は凄いぞ
そしてここは町の中華料理屋さん。街じゃなくて町。謎髪型のおばちゃんがトイプードルに引っ張られて散歩させられているようなトコ、褪せた暖簾が味のそんな町の中華料理屋さんに一つの噂を確認しにやって来ました。それは、”中華料理屋のカツ丼は美味い”ということを。ただし解答は食べる前から判っています。中華料理屋さんのカツ丼は美味いぞ!
・あらゆる技法あらゆる歴史の集大成
この堂々たる佇まい。何が凶悪かって一般的なカツ丼は所謂丼で提供されるのに比べ、中華料理屋さんのカツ丼はラーメン丼で供されます。その圧倒的ボリューム、この圧倒的表面積。
食べても食べても米もアタマ(ご飯の上に乗った具の事。知ったかで使うとツウっぽくて格好いいぞ)も全然減らない満足感の猛烈な押し売りには驚くばかりでしょう(褒め言葉です)。