ワニが原因!?「不動の湯」閉鎖騒動を新聞各紙はどう報じたか|プチ鹿島の『余計な下世話!』 (1/2ページ)

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ワニが原因!?「不動の湯」閉鎖騒動を新聞各紙はどう報じたか|プチ鹿島の『余計な下世話!』
ワニが原因!?「不動の湯」閉鎖騒動を新聞各紙はどう報じたか|プチ鹿島の『余計な下世話!』

 日々たくさんの新聞が出る。一般紙があれば、スポーツ紙、タブロイド紙もある。そのなかで、「朝日・毎日・読売」などのいわゆる大手新聞では下ネタ系の記事はどう表現されるのか? そんな読み比べの味わい方もある。

 たとえば先日、『「枕営業」結婚生活害さない』(朝日新聞)という記事が話題になった。銀座のクラブのママと関係を持つことは「枕営業」であり、「売春と同様、商売として性交渉をしたに過ぎず、結婚生活の平和を害さない」という判決を東京地裁が出した。自分の夫と関係を持ったとママを訴えた妻の賠償請求を退けたのだ。

 このニュースが話題となったのは判決内容もさることながら、朝日新聞が伝えたというギャップも大きかったと思う。存在するのかしないのか? という未知の生物的な存在の「枕営業」という言葉。そんな半信半疑をたしなむ対象がある日突然、朝の明るい陽射しのもとに「出てきた」のだ。そのインパクトが話題の後押しになったはず。

 今回紹介するのは、同時期に報じられた別のニュース。こちらは下ネタすぎて一般紙の見出しでは「行間」で伝えるしかなかった。その味わいがすごかったので並べてみよう。

・ 露天風呂で定期的にみだらな行為、やむなく閉鎖(読売新聞・5月30日)

・混浴温泉閉鎖:男女集い露出行為 栃木・那須塩原「不動の湯」(毎日新聞・6月2日)

 いったい栃木の温泉で何があったのだ。「みだら」とは何か?毎日新聞の記事には「風紀を乱す行為」という表現がある。気になる。他の新聞もみてみよう。

・混浴の露天ぶろ閉鎖 ビデオ撮影相次ぎ 栃木の塩原温泉(朝日新聞・6月2日)

・栃木・塩原温泉「不動の湯」閉鎖 風紀乱す行為絶えず、自治会が苦渋の決断(産経新聞・6月1日)

 産経新聞によると那須塩原市の塩原温泉にある共同露天風呂で、温泉ファンに人気を集めていた「不動の湯」が1日、閉鎖された。その理由は、

《約1年前から男女十数人のグループが週末に集まり、風紀を乱す行為をしているところなどを観光客らが目撃。行政や観光協会などに苦情が相次いでいた。定期的に不適切な行為をしていたのは1グループだが、ほかにも盗撮やアダルトビデオの撮影に関する苦情もあった。

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