【貧困】3畳4万円の格安シェアハウス管理人が告白「月1回はトラブルが起こる」

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カーテンで間仕切りされただけの空間。圧迫感がすごい
カーテンで間仕切りされただけの空間。圧迫感がすごい

 住居費を安く抑える手段として、すっかり定着した感のあるシェアハウス。一つ屋根の下、大人数の男女が暮らすという部分だけをみると、ドラマ「テラスハウス」を思い浮かべる人もいるかもしれない。だが、その実態は遠くかけ離れている。

「普段は皆仲良くやっていますが、月に1回は何らかのトラブルが発生しますね」

 と語るのは、山手線沿線でシェアハウスの管理人をする藤本孝さん(仮名)だ。自身もシェアハウスに住んで2年が経つという藤本さんが、その実態を語る。

「家賃は4万円で、広さは3畳ほど。シャワーは100円を入れると20分間使用できます。共同スペースにはキッチンやテレビが完備しており、住人達の交流の場となっています。最近では外国人のゲストが多く、現在では3割くらいいますね」

 藤本さんがシェアハウスで出会った人は通算500人を超える。常時50人近くの人々が滞在しており、入れ替わりは激しい。

「シェアハウスに2年も住んでいると、色々な方と出会います。一流大学出身の方からニートの方まで幅広いです。そんな種々様々な方が混在するゲストハウスでは、色んな珍事件が起こりますよ」

驚きの場でバッタリ遭遇!

 月に一回ペースで何かしらの事件が起こるというシェアハウス。しかし2年も住んでいると、ちょっとした出来事にはもう慣れっこだという。

 ところが最近、藤本さんでも驚きを隠せなかった事件が起きたそうです。

「ゲストの一人が酒に酔って近隣の人に暴行を加えて、逮捕されたんです。拘束期間は2〜3か月だったでしょうか」

 このくらいの出来事は言わば日常茶飯事。驚いたのはここからだった。

「実は同時期に、同じシェアハウスに住む別の外国人ゲストも逮捕されました。ドラッグ所持の容疑だったようです。ドラッグで捕まった彼は執行猶予がつかず、現在は刑務所に入っていますが、暴行容疑で捕まったやつがシェアハウスに帰ってきて、逮捕中の状況を話してくれました。なんと逮捕された二人は東京地検でバッタリ会ったそうです。“久しぶり〜”みたいな感じでしょうか。その時ハシャギすぎて注意されたそうです」

 多くの人々との出会いが溢れているシェハウス。しかし、出会ってはイケナイ人がいるのも事実……。入居を検討する人は、今一度リスクを考える必要がありそうだ。

(取材・文/伊藤鷹)

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