安倍首相と秋元康氏の“組閣ポーズ写真”が流出

デイリーニュースオンライン

写真は公式HPより
写真は公式HPより

 芸能界を牛耳る大物プロデューサーと、安全保障関連法案の成立に執念を燃やすタカ派首相。意味ありげなツーショット写真が流出した。フライデー7月10号(講談社)が安倍晋三首相(60)とアイドルグループ、AKB48の総合プロデューサーとして知られる秋元康氏(57)との親密写真を掲載したのだ。

巧妙なメディア捌きが酷似?

 同誌によると、写真は閣僚就任時の記念撮影で使われる公邸内の西階段で撮影されたものだという。両氏のほか、幻冬舎の見城徹社長(64)や、テレビCMでおなじみのレンタルサーバー大手、GMOインターネットの熊谷正寿社長(51)ら若手経営者も〝組閣ポーズ〟で写真に収まっている。

 通信社が毎日配信する「首相動静」には載らない秘密の会合で撮影された1枚だが、安倍首相と秋元氏は以前から浅からぬ関係にあるようだ。

「秋元氏は2013年に安倍政権が音頭を取る『クールジャパン推進会議』の民間議員に抜擢され、翌年には東京五輪の五輪組織委員会のメンバーにも撰ばれている。五輪の総合演出家への就任も噂されるなど、政権との結びつきは強い」(全国紙政治部記者)

 安倍氏は、AKBを国民的アイドルグループに育て上げた秋元氏のプロデュース力を「相当に買っている」(前出の政治部記者)とされるが、参考にしているのはその部分だけではなさそうだ。マスコミ対策についても秋元氏と安倍政権のやり口は酷似しているのだ。

「AKBの場合、メンバーのスキャンダル潰しのため、週刊誌やスポーツ紙に細かく利権を振り分けて懐柔する作戦をとっていた。それともうひとつ、重要視していたのが実話系のゴシップ誌への対応だ。従来の芸能事務所が放置してきたこれらの媒体に睨みを利かせることで、完璧に近い情報統制を敷いていた」(スポーツ紙記者)

 アメとムチを使い分けることによって、御用マスコミを手なずけるのは安倍政権も同じだ。

「少しでも批判的な内容を報じようものなら、敵意を剥き出しにして執拗に攻撃を仕掛ける。昨年12月の衆議院選挙で、マスコミ各社に公平な報道を求める異例の通達を行ったのがいい例。その替わり、自分たちに好意的だったり、有利な情報を流す所にはとことん協力的になる。一方で、自らの主張と論調が近い産経新聞には安倍首相と〝直電〟できる仲の記者が複数いるとされ、その姿勢は極端すぎるほど極端だ」(先の記者)

 秋元氏と安倍氏。両者ともに「情報統制」の重要さを認識していたからこそ、今の地位を獲得できたともいえるが……。

(取材・文/浅間三蔵)

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