薬物依存症の田代まさしが提言「芸能人向けのダルクを作りたい」 (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

田代まさしブログより
田代まさしブログより

 法務省などによる『“社会を明るくする運動”中央推進委員会』が主宰した「立ち直りフォーラム」に田代まさし氏(58)が参加し、これまでの覚せい剤依存の日々、そして出所後の自身の取り組みを発表した。

 この「立ち直りフォーラム」というすごい名称のフォーラムは、7月1日に東京・イイノホールにて開催された。法務省のウェブサイトによれば『犯罪や非行をした人の立ち直りを支える地域の理解を深め、幅広い層の協力の輪を広げるとともに、立ち直りを支えている人々にとっての活力となるように』との目的があるという。

 田代氏は「立ち直り発表会」と題された第2部で、薬物依存症からの回復と社会復帰を目的としたリハビリ施設「ダルク」による活動報告として日本ダルクの近藤恒夫氏とともに壇上に上がり、田代氏、近藤氏の順に報告を行った。

「皆さんこんにちは。薬物依存症の田代です」

 中高年の多い会場から笑い声が響く。しかしこれはなにも笑いを取るためではなかったようだ。田代氏の出所後の著書「マーシーの薬物リハビリ日記」(アース・スター・エンターテイメント)によるとダルクで1日2回行われるグループミーティングで薬物体験談を語る際、自己紹介として「薬物依存症の○○です」と自ら名乗るルールがあることが記されている。これにより“自分は薬物依存症という病気なのだ”という自覚を持つのだという。

「ASKAはまだまだ甘い」

 田代氏は昨年の出所後ダルクに入所、現在はスタッフをしている。かつてテレビで大活躍していた時代があっただけに、20分間という短い時間で見事なトーク力を発揮した。全盛期よりは滑舌がかなり悪く、聞き取りづらい箇所もあったものの、ここ最近、覚せい剤取締法違反に問われて日本を驚かせた国民的歌手、ASKAを引き合いに出しながら軽快に話を進める。

「薬物依存症の田代まさしが提言「芸能人向けのダルクを作りたい」」のページです。デイリーニュースオンラインは、覚せい剤ドラッグ芸能連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧