VOCALOIDは衰退した? その理由を淡々と解説する動画が話題 (2/4ページ)

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ボカロ衰退の要因その1「初音ミクのプロデュースを蔑ろにしたから」
【ゆっくり雑談】「なぜボーカロイドは衰退したのか」を解説する/スクリーンショット

では、ボカロはなぜ衰退してしまったのだろうか? 動画では、ボカロのバブル崩壊は、その文化の誕生と発展の特異性、そしていくつかの要因が重なり「起こるべくして起きた事象」だと述べている。

そもそもボカロとは、一つの音楽ツールでしかなかった合成音声に、可愛らしいキャラクター性を付与することで生まれた「初音ミク」を中心とした現象だった。そこに目をつけた才能あるオタクたちが「新しいおもちゃ」として育み、発展させていったのがボカロ文化だ。

昔はみんながミクに歌わせ、踊らせ、曲をつくり、演技をさせ、しゃべらせ、衣装を着せ、イラストを描くなど、曲を披露するだけでなく多種多様なジャンルで「初音ミク」をプロデュースするボカロPが数多く存在したと語る鋼兵さん。つまり「ミク」というアイドルそのものが人気になったことで、ボカロ文化自体も人気カテゴリとして成長したというあんばいだ。

しかしながら、最近流行したボカロ曲をみてみると、初音ミクのキャラクター性とは関係なく、音楽家のじんさんによる「カゲロウプロジェクト」のように、プロジェクトやシリーズといった楽曲群単位のファンが多くなっている。現在では製作者サイドも、固定のファンがつけば数字を安定させ、アニメ化を狙うなどのメディアミックスも視野に入れているという。

上述したように、歌っているボカロキャラとは全く関係ない、世界観で人気が出ている「シリーズもの」がカテゴリを席巻しているのが現在のボカロシーンの状況だ。
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