【毎日トリビア】Vol.95 みんな大好き?意外と知らない“遅延証明書”に関する事実

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毎日1つ知っても知らなくてもいいような、ゆる~い豆知識をお送りするこの企画。 「へ~」と納得できるようなものから「これは知りたくなかった!」とか思っちゃうようなものまでご紹介します! 毎日一緒にじんわりと知識を深めましょう! 今日紹介する豆知識は… 遅刻民の強い味方…?遅延時に駅でもらう“遅延証明書”についてです!

出典: iStock

鉄道会社が発行する“遅延(延着)証明書”には、遅刻をなかったことにする法的効力はない。

世界的に見ても正確なダイヤで進行されている日本の電車ですが、それでもさまざま理由によって遅延してしまう場合がありますよね。
そんなときにもらえるのが、鉄道会社が電車が遅延したことを証明するみんな大好き“遅延(延着)証明書”。
自分が遅刻しそうだからと躍起になってもらおうとしたり、遅延証明書で遅刻をなかったことにしようとしている人もいるんじゃないですか?

実は鉄道会社が発行する“遅延証明書”には、遅延したことを証明するだけで法的効力はありません。なので、不可抗力だったとしても遅刻をなかったことにするなんてことはできないのです。
民法では、電車の遅延等の不可抗力で遅刻をしてしまった場合でも、遅刻をした人はその分の給料をもらえないことになっています。さらに、本人が遅刻したにも関わらず、電車の遅延証明を悪用して遅刻による報酬減額を免れた場合は詐欺罪に相当する可能性すらあります。

もし遅刻であっても遅延証明書があれば定時出社の扱いにしてくれているとしたら、それは会社の温情です。その分しっかり働いて返すなどして遅刻分を取り返すべきではないでしょうか?

電車が遅延してしまったとしても平気なくらいの余裕をもって行動するように心がけましょう。

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