アサヒ芸能「スクープ大事件史」Vol.5(1)連続射殺魔・永山則夫「殺めた人の子供に印税をあげたい」
60年代後半は、多感な若者たちが時代変革を求め絶叫し、社会格差に憤った時代でもあった。ある者は政治、また別の者はミュージックや映画で自己表現した。世の中は混沌としたが、それが行き過ぎて、凶悪事件も頻発したのであった。 横須賀市の米軍基地から盗んだ拳銃で68~69年にかけて東京、京都、函館、名古屋で4人を射殺した犯人は当時19歳の少年・永山則夫であった。アサヒ芸能1970年7月2日号で、20歳になったばかりの彼と...