歴代総理の胆力「小泉純一郎」(1)良くも悪しくも「言葉の人」
自民党議員の顔色より、国民の支持をバックボーンとした、良くも悪しくも「言葉の人」であった。 小泉純一郎までの戦後総理大臣は、圧倒的多くが言葉を選ぶ「重心の低さ」を売りにしていたが、これとはまったく逆の断定調、ときに絶叫調の短いセンテンスを次々に繰り出し、この「軽さ」「分かりやすさ」で国民の人気を得た。平成13(2001)年4月の内閣発足時の支持率じつに87%(『読売新聞』)は、歴代内閣史上最高のそれであ...
自民党議員の顔色より、国民の支持をバックボーンとした、良くも悪しくも「言葉の人」であった。 小泉純一郎までの戦後総理大臣は、圧倒的多くが言葉を選ぶ「重心の低さ」を売りにしていたが、これとはまったく逆の断定調、ときに絶叫調の短いセンテンスを次々に繰り出し、この「軽さ」「分かりやすさ」で国民の人気を得た。平成13(2001)年4月の内閣発足時の支持率じつに87%(『読売新聞』)は、歴代内閣史上最高のそれであ...
人気キーワード一覧