捨てられた恨みで怨霊に…『今昔物語集』より、復讐に燃える妻から逃げる夫、そして陰陽師のエピソード
現代では両性の合意によってのみ成立する結婚および離婚ですが、かつては家の都合によって結婚し(時にさせられ)、離婚は男性の意思によってしか出来ません(※女性の意思による離婚は非常に困難)でした。 しかし、言うまでもなく女性にも意思があり、あまりにも理不尽な仕打ちを受ければ、これを恨むのは理の当然と言うもの。 そして積もりに積もった怨みは死んでも晴れず、怨霊となって復讐を遂げる事例もしばしばあったよう...