「肖像画の先駆者」藤原隆信の疑惑「伝源頼朝像」作者は別人説の真相
日本美術史上、肖像画(「似絵」ともいう)の先駆者とされる藤原隆信。 その名を聞いてピンとこなくても、京都の神護寺が所蔵する 「伝源頼朝像」(国宝)を描いた人といえば、かつて、それが中高の教科書の口絵などに登場したものだけに頷く読者もいるのではなかろうか。 「伝平重盛像」、「伝藤原光能像」(いずれも国宝)も隆信筆だとされ、『神護寺略記』という史料によると、それら「神護寺三像」は境内の仙洞院に掛...
日本美術史上、肖像画(「似絵」ともいう)の先駆者とされる藤原隆信。 その名を聞いてピンとこなくても、京都の神護寺が所蔵する 「伝源頼朝像」(国宝)を描いた人といえば、かつて、それが中高の教科書の口絵などに登場したものだけに頷く読者もいるのではなかろうか。 「伝平重盛像」、「伝藤原光能像」(いずれも国宝)も隆信筆だとされ、『神護寺略記』という史料によると、それら「神護寺三像」は境内の仙洞院に掛...
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