ONなき後の“巨人4番”を担い、指揮官としても12年。“ジャイアンツ愛”を貫いた男に何が訪れたのか――!?「原さんが巨人のユニフォームに袖を通すことは、もうないだろうな……」ある読売関係者は、こう呟いた。巨人監督として、通算12シーズンの指揮を執った原辰徳氏(57)の勇退が確実となったのは、ヤクルトとのCSで敗退が決定した10月17日のことだった。
その翌々日、原氏は渡邉恒雄球団最高顧問に監督職の辞意を伝えている。1980年に東海大からドラフト1位指名で巨人に入団。ONなき後の巨人の4番の重責を担い、現役引退後は監督として通算1715試合を指揮し、リーグ優勝7回、日本一3回という輝かしい戦績を記録した原氏。その原氏と球団の間に今、“隙間風”が吹き始めているという。「原さんは、高橋由伸新監督の就任会見にも姿を見せず、11月23日のファンの集いにも出席しませんでした。常々“ジャイアンツ愛”を公言していた原さんだけに、不可解としか言いようがありません」(スポーツ紙デスク)
原氏と球団の間に、いったい何があったのだろうか。両者の関係が微妙となった原因は、15年シーズンにあるという。「今年が2年契約の最終年ということもあって、メディアはシーズン前から原監督の進退問題を書きたてました。加えて相次ぐ主力の怪我、選手の高齢化などの逆風の中で、リーグ最低ランクの“打てない打線”を抱えながら、ペナントレースを戦わなければならなかった。原監督の心中が穏やかでなかったことは確かでしょうね」(巨人番記者)
そんな中、原巨人は健闘していたとも言えるが、メディアは「弱い巨人」の要因を原采配に求め、退任を既定路線のように報じた。「今季は日本テレビや読売新聞に、ファンからの苦情が殺到。その多くは巨人の不甲斐なさ、原采配を批判するものだったといいます」(球界関係者)
新聞社が親会社である巨人は、こうしたファンの意見に敏感に反応するのがならいで、フロントはシーズン序盤から後任擁立に向けて動いていたという。「原監督は巨人の低迷を早くから予測しており、フロントにも補強案を具体的に提案していたといいます。ところが、昨オフは満足な補強ができなかった。
スポーツ紙が報じない「原辰徳と巨人軍」35年目の決別
2015.12.14 08:00
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