ゴールデンウィーク中、約1ヶ月前に起こった熊本・大分地震のボランティアへ出向いた方もいらっしゃるのでは? 連休が終わった途端に“ボランティアが足りない”との報道があり、いたたまれない思いの方もいらっしゃるでしょう。
今回、地震発生当初は現地での混乱からボランティアを募集していなかったこともあり、より“支援”についての議論がネットを中心になされていた気がします。被災地の方に必要な支援とは何か? 通常の生活を送る私たちがやるべきことは何か? また、やるべきでないことは何なのでしょうか?
その自粛は誰のため?
GW初日に結婚披露宴を行った芸能人も「中止にすべきではと悩んだ」と言っていたように、お祝いやお祭りといったいわば「幸せ」「浮かれている」ことは自粛すべきとの考えもあります。
テレビの放映予定が大幅に変更されたのも、被災地の現状を伝える目的だけではなかったでしょう。もしかすると、GWの旅行をキャンセルした方もいるかもしれません。
確かに、遠い近いはあれど同じ国の中に苦難を強いられている人たちがいて、なんとなく後ろめたい気がするのはわかります。でも、その自重・自粛が被災地の方に直接どう影響するのでしょう。
実際、結婚披露宴を行った前述の芸能人に対しては、被災地からも「明るいニュースをありがとう」「元気が出た」との声が届いていたようです。