鳴り物入りでスタートした新制度だが、いざ始まるとボロが出るわ出るわ。これ、本当にメリットあるの……? 憤激必至のその実態とは!?
「やっぱり、大失敗だったんじゃないの?」 さる5月29日、東京で「マイナンバーの廃止を求める市民集会」という集まりが催された。集まったのは、約200人の市民たち。彼らの口からは異口同音に、そんな疑問が漏れてきた。共通番号(マイナンバー)制度がスタートしたのは、今年1月のこと。国民一人一人に割り振る12ケタの個人番号をもとに社会保障と納税情報をまとめて管理し、もろもろの手続き上の時間やコストのロスを軽減するのが主な目的だという。
「これまでは行政手続きの際、市区町村役場や税務署、社会保険事務所など、複数の機関を回って書類を入手しなければなりませんでしたが、マイナンバー導入後は手続き書類が減り、利便性が高まるというのが、政府の説明でした」(全国紙社会部記者)
しかし、いざ導入されてみたら、役所や、大量の通知カードをさばく郵便局などの現場は大混乱。トラブルが続発し、市民にとってもマイナスだらけなのだ。「そもそも、マイナンバー(個人番号)が記載された通知カードからして、昨年10~12月の間に全国5866万世帯へ簡易書留郵便で配達されたはずですが、いまだ全人口の3%の人には届いておらず、自分のナンバーが分からない人もいる。それによって、本来受けられる行政や金融機関のサービスを受けられない人まで出てきてしまっているのですよ」(前同)
『共通番号・カードの廃止をめざす市民連絡会(共通番号いらないネット)』には、そうした“実害”の声が寄せられているという。「マイナンバーがないという理由で、生命保険の支払いを拒絶された例がありました。生命保険の支払いはマイナンバーとは無関係ですが、保険会社側が意図的にか勘違いかはともかく“過剰適用”する例があり、こういうトラブルがいくつか発生しているのです」(同連絡会の白石孝世話人)
障害のある人や遺族厚生年金の対象者に適用されるもので、預金の利子が無税となる銀行口座がある。それを新たに開設する場合など、一部のサービスでは、すでにマイナンバーの提出が義務となっている。
おそるべき激ヤバ実態!?「マイナンバー制度」の現在
2016.06.16 07:30
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