バスタ新宿(Jタウンネット編集部撮影)
2016年4月、新宿駅南口側に大型バスターミナルが誕生した。その名は、「バスタ新宿」。「バスターミナル」を略した名前であるが、この「バスタ」という語が、スペイン語では「もうたくさん」「うんざり」という意味にもとれる、というので、オープン直後に少し物議をかもしたことは、記憶に新しい。
日本人はちょっと長い言葉となると、すぐに省略したがる癖がある。時には「バスタ」のような、ちょっと珍妙な略語が誕生してしまい、一部の人の眉をひそめさせることもある。82歳のぶらいおんさんに、こうした「略語」文化を考察してもらった。
過日「バスタ? 最初はちょっと驚いたけど、まあ、日本にはいろんな名前があるから。『新宿はうんざり』って意味じゃないとは分かったけどね。かえって面白いよ、変で」。日本滞在歴24年。日本で発行されるスペイン語の日刊紙「インターナショナルプレス」の編集長、ルイス・アルバレスさんの反応だ。』
こんな記事を毎日新聞の「話題」→ワイド特集で見つけた。
実は、かねがね日本人の「言葉の省略好き」を漠然と考えたりしていた。それで、このテーマについて、当コラム担当編集者にも相談して、書いてみようかな?と思い立ったのだが、いざ書こうとしてみると、どう書いて良いのやら見当がつかない。今は羅針盤の無いまま出航してしまった船のような想いだ。
言うまでも無く、「言葉」というものは時代により否応なく変化して行くものであることは承知している。それでも、矢張り率直に言って、筆者は余りにも急激な変化は好きでは無い。それは矢張り歳の所為であろうか?硬直した脳や思考の影響は否定出来まい。
しかし、そう言いながら、実は自分でも結構常用しているのだ。「きもい、うざい、ダサい、やばい、ちくる、...」などは知ってはいても、使いたくないので、先ず使うことは無い。それに対し、「パソコン、スマホ、コンビニ、スーパー、ファミマ、ミスド、マクド、百均、ホコ天、...」などは会話で普通に使っている。