牛糞から生まれる新素材とエネルギー。これが本物の食物連鎖!?(前編)

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牛糞から生まれる新素材とエネルギー。これが本物の食物連鎖!?(前編)

「MUSEO DELLA MERDA(糞のミュージアム)」。いったい何が展示してあるのか、行って見たいような、ちょっと敬遠してしまうような…。

北イタリア・カステルボスコには動物の糞からエネルギーや新しい素材を作っている人たちがいる。そんな独自の素材による作品を展示しているのがこのミュージアムだ。もちろん作品の素材となるのは、動物の糞からできたオリジナルの素材「Merdacotta®」。

北イタリア、カステルボスコにある「MUSEO DELLA MERDA(糞のミュージアム)」

自然界においての、動物たちが植物を食べ(そしてその草食動物を肉食動物が食べ)、その動物たちの糞や死骸がまた肥料となる……という「食物連鎖」の仕組みは、我々も小学生の頃に学んだ。また糞を肥料として使うことは昔から行われていたことで、最近はまた環境保全のための「循環農業」が注目されている。

が、さらにそれを一歩進め、動物の糞の新しい可能性を形にしているのが、このプロジェクトだ。その創始者のジャンアントニオ・ロカテッリ氏にお話を伺った(全2回)。


■ Merdacotta®(糞を焼く)という名の新素材

——「Museo della Merda」について、ご説明いただけますか?

「Museo della Merda」は2015年にカステルボスコで生まれたミュージアムで、ここには「Merdacotta®(Merdaは糞、cottaは煮た、焼いたなどの意味)」という素材を用いて創られた家具やポット、花瓶、タイル、プレート、ボウル、ピッチャー、カップなどの品々が展示されています。

牛糞からできた素材から作られた食器たち

使われているのは動物の糞からできている独自の素材です。これは誕生してまだ1年なのですが、これこそがこのミュージアムの目的であるソステニビリティや科学的な変換のための大きな役割をしています。

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