冬は気温の変化が激しく、昨日はコートを着ても寒かったのが、今日になってみたら同じ服装だと少し暑いくらいになっていることもありますよね。
このような寒暖差が起きると、
風邪をひくなど体調を崩しやすくなったりしますが、なぜ不調を招いてしまうのでしょうか。
今回は寒暖差による不調について、メカニズムや改善方法を医師の建部先生に解説していただきました。
寒暖差による不調はなぜ起こるの?
人間をはじめとする哺乳類は体内環境を出来るだけ一定に保つことで生命活動の円滑化を図る機能、「恒常性機能」を持っています。
私たちの体はこの恒常性機能によって、例えば
・体温、血圧、体液の浸透圧やpHなどの安定
・細菌、カビ、ウイルス、アレルゲンといった異物(非自己)の排除
・創傷の治癒
など、生体機能全般を維持しています。
外気温差が大きい場合、この恒常性機能によって、体温を生み出したり、体の熱を逃がしたりを頻繁に繰り返し、できるだけ体温を一定にしようと働くため体に負荷がかかります。
また、細かいところでは血圧や体液の浸透圧なども連動して変化するので当然、体調変化を生じます。
外気温が比較的ゆっくり変化すれば、人の体も徐々に対応できるため、その負荷と体調変化は少なくて済みますが、外気温が急激に変化すると、体温調整をはじめとする全身状態の維持に自律神経系(交感神経と副交感神経)の切り替えを激しく行わなくてはいけなくなりますので、より多くのエネルギーが必要となり、全身の不快な症状・より大きな体調変化が現れることが考えられます。