待望の赤ちゃんを産んだのに、
育児に疲れてしまってノイローゼ気味になってしまったりしていませんか。
育児疲れの問題を抱えるお母さんも多くいらっしゃるかと思いますが、どのように克服すれば良いのでしょうか。
今回は育児疲れの背景や原因、懸念される疾患や、解消法などを医師に解説をしていただきました。
育児疲れの背景
実際にその立場になってみないと、自覚する機会がなかなかない場合がありますが、子どもを産んで育てるというのは本当に大変なことです。
育児疲れの背景として、以下のような要因が考えられます。
現代では核家族であったり、周囲に手助けをしてくれる人がいないケースでは、お父さん、お母さんの肩に休みない育児の大変な重労働が重くのしかかることになります。
情報が容易に収集できる
子どもは元気であればよい、といったような考え方から、例えば離乳食などもこれを何g食べさせ、おむつ外しはいつごろまでに行うといった情報が現在は容易に手に入ります。
少しでも情報から外れたり、一項目遅れがみられたりすると、個人差の範囲のことでも非常に不安になって精神的に 疲労してしまうお父さん、お母さんが多くいらっしゃいます。
社会的にまだ母親の負担が大きい
社会的に、特にお母さんに育児において多大な負担を期待する傾向もまだ強いようです。
お父さんは仕事などで夜遅くまで帰ってこず、あまりの育児の大変さ、誰にも相談できない孤独感に絶望して、強い疲労を感じるお母さんも多いと思います。