新車販売の9割以上がAT車であると同時に、普通免許についてもAT限定で取得する若者が年々増加している現代の日本ですが、ドライブの喜びに魅せられ、MT車に乗りたいと願う人々は未だに多いのではないでしょうか。近年、各自動車メーカーではMT車に再び注目しようという傾向が強まっていて、メーカーごとに個性のあるMT仕様の新車が販売されています。では、実際にそれぞれの車にどのような魅力があるのか見ていきましょう。
■トヨタ・86、スバル・BRZphoto by トヨタ自動車株式会社トヨタとスバルが共同で開発し、2012年より発売された86とBRZ(以降総称して86と呼ぶ)は、若年層をメインターゲットとして発売されたライトウェイトスポーツカーです。
両車は姉妹車としてそれぞれ発売されましたが、その違いとして、タコメーターのデザインやフロントバンパーの形状、サスペンションのセッティング(86はリアを滑らせて楽しむセッティングであるのに対して、BRZは安全なスポーツドライビングを可能とするセッティング)、さらに86のオレンジメタリックに対してBRZのブルーマイカというメーカー別の限定色などがあります。
低重心、フロントミッドシップが特徴のスバル製水平対向4気筒2Lエンジンを搭載し、200馬力を発生させる86は、全グレードを通じて200~300万円程度の価格で販売されており、若年層にも身近で非常に人気があります。街中で86を見ない日のほうが珍しいほどに普及しているのではないでしょうか。
86はそれこそハイパワーというわけではありません。しかし、そのシャープなエクステリア、手ごろな価格設定、そして低重心で軽快なドライビングが可能な後輪駆動車として、運転の喜びをドライバーに与えてくれます。
■スズキ・アルトワークスphoto by スズキ株式会社スズキの代表格と言っても過言ではないアルト。その最上級グレードであるアルトワークスが、約15年のブランクの後に、現行車種である8代目アルトのグレードの一つとして追加されたことに、長年のアルトワークスファンは歓喜したことでしょう。