近年LCC(格安航空会社)の路線が充実し、ますます身近になった台湾。なかでも、初めての台湾旅行で多くの人が訪れるのが、最大の都市・台北です。台北市内はもちろんのこと、近郊にも日帰りで行ける見どころが充実しているのが人気の理由。
台北から足を延ばしたい見どころのひとつが、十分(シーフェン)。鎌倉の江ノ電に似た雰囲気のローカル線・平渓線沿いでもっとも多くの観光客でにぎわう街です。
十分へのアクセスは、台北駅から台鉄で瑞芳駅まで行き、平渓線に乗り換えて十分駅で下車。台北から十分までの所要時間は、およそ1時間半です。
十分の魅力は、なんといっても山に囲まれたノスタルジックな街並み。駅から続く橋の上からは、山をバックにしたレトロな十分の街並みが見渡せます。
十分駅を降りてすぐに広がる古い街並みが、十分老街。平渓線の線路を挟むようにして、食べ物屋台や天燈(ランタン)のお店などが連なっています。
まったりとした田舎町の雰囲気に、心もほっこり。
十分といえば、天燈上げが有名。毎年旧正月には、多くの人々が願いごとを書いた天燈をいっせいに夜空に放つ行事「天燈節」があります。天燈節の時期でなくても、十分では随時天燈上げを楽しむことができますよ。